主に仙台が有名な「笹かまぼこ」は明治初期に生まれ、昭和初期に仙台の伊達政宗公の家紋の笹の葉に由来して名付けられた、お土産品としても有名なかまぼこです。
魚のすり身を使っているので、やはり賞味期限が気になりますね。
メーカーでも冷凍して販売したり、賞味期限を切らさない工夫をしているようですが、どうしても期限内に食べられないってこと、ありませんか?
そんな笹かまぼこが、期限切れでどのくらいまで食べられるか、おすすめ調理法までご紹介しましょう。
笹かまぼこの賞味期限
現在は全国区にまでになった笹かまぼこの賞味期限は、
10度以下の冷蔵庫で簡易包装は1週間から10日、真空パックなら20日から30日
というのがほとんどです。
店舗によっては冷凍保存が利くタイプもありますが、その場合だと冷凍日から30日以内に食べることを勧めているようです。
笹かまぼこは生ものですから、賞味期限にかかわらずできるだけ早めに食べるのがいいですね。
ちょっとした冷蔵庫内の温度変化で、笹かまぼこは劣化してしまいます。
特に簡易包装は空気が通りやすくなっていますので、10度以下の冷蔵保存でも冷蔵庫の扉の開け閉めが多いときは要注意ですよ。
真空パックも侮れません!
空気が入らない状態とはいえ、真空状態にしたものも日にちが経つほど風味が落ちていくのです。
おいしく食べられる期間の賞味期限ですから、手元にあるものは期限を待たずに食べきりましょう。
賞味期限切れはいつまで食べる?
笹かまぼこは生もので、賞味期限も短めの設定なのでうっかり忘れてしまって気が付いた時には期限切れだった!ということもあるでしょう。
期限が切れたからといって、すぐ悪くなって食べられないということはありませんが、油断していると食べられない状態になることもしばしばあるんです。
食べられない目安は「かまぼこの表面がヌルッとして変化してきたら食べられない」という状態です。
もうここまで来たら破棄するしかありません。
もし期限が少し過ぎても状態や臭いに変化がないなら1週間くらいは大抵食べられますよ。
練り製品は保存料が入っていないものもあり、賞味期限が切れてなくても傷んでしまうこともあるんです。
いつまでという期限はとくに決まっていないので、目と鼻で確認してみるのがいいですね。
おすすめの調理方法
笹かまぼこは、まだ新しいものであれば
生のままわさびしょう油でいただくのが一番おいしい
と思います。
でも期限が切れてしまって生で食べるのに抵抗があれば、加熱調理がおすすめです。
天ぷらや煮物にすることで、中までしっかり火が通りますが、かまぼこの性質上、生のものより硬くなって食感は落ちてしまいます。
煮物なら魚のだしが出て逆に煮物全体がおいしくなりますよ。
新鮮な笹かまぼこなら湯通しはいりませんが、賞味期限が切れたり近くなった笹かまぼこは軽く湯通しするか炙れば、そのまま食べられます。
おすすめの一品をひとつご紹介します。
【笹かまぼこときゅうりのマヨネーズ和え】
材料(2人分)
・笹かまぼこ3枚~4枚
・きゅうり1/2本
・マヨネーズ大さじ2
・醤油適量
・七味と白ごまお好みの量
調理手順
①笹かまぼこは5㎜の斜め切り、きゅうりは縦半分に切って笹かまぼこと同様に切る。
②マヨネーズと醤油を合わせて混ぜ、①を入れる。
③器に②を盛り付け、お好みで七味と白ごまを振って出来上がり!
野菜と魚の栄養が同時に摂れる、手軽な一品。
お父さんのおつまみや、お子さんのおやつにピッタリですよ。
【まとめ】笹かまぼこの賞味期限は短めの設定なので少々過ぎても食べられる
※笹かまぼこの賞味期限
紙のような素材で包まれた簡易包装の笹かまぼこは、あまり保存が利きません。
しかし風味が一番おいしい包装なので、10日以内に食べきりましょう。
真空パックの笹かまぼこはもう少し長くて、30日以内というのが一般的ですが
2種類とも冷蔵庫で保存した場合ですので、保存に気を付けましょう。
※笹かまぼこの賞味期限が切れたら?
香りと表面に異常が見られたらそれはもう残念ですが食べられません。
完全に傷んでいます!
賞味期限が切れても見た目と臭いが何でもないようなら、さっと加熱して食べたり、煮物にして食べられます。
材料が主に魚のすり身なので、保存料が入っていない物は出来るだけ早く食べきるのがおすすめの笹かまぼこです。
笹かまぼこ独自の食感は、生で食べるのが一番ですが、さっと表面をあぶってもおいしいのでおつまみには最適ですね。