暑くて食欲がないときや、時間が無い日の簡単料理として、人気のあるそうめん。
ツルっとのど越しよくサッパリ食べられるので、カロリーが低いのではないかと思われている方もいるのではないでしょうか。
ところが、実はその逆。
そうめんは意外とカロリーが高い食材なのです。
今回はそんなそうめんのカロリーの謎について、まとめてみました。
ダイエット向きのレシピもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
そうめんのカロリーは?
まずは、そうめんのカロリーについてご説明します。
そうめん(乾麺の状態)は1束あたり(50g)で178kcal。
こう見ると、意外と普通?と感じる方もいらっしゃいますよね。
でも、そうめん1人前は2束(100g)。
となると、単純に2倍の計算で「そうめん1人前=356Kcal」ということになります。
他の食材(いずれも100gあたり)と比較すると、こうなります。
- 白米:168kcal
- 玄米:165kcal
- 食パン:264kcal‘
- もち:235kcal
つまり同量あたりの計算では、そうめんが最も高カロリーということになりますね。
なぜそうめんのカロリーは高い?
ヘルシーに見えるそうめんですが、なぜこうもカロリーが高いのでしょうか。
これは、製造工程に理由があります。
実はそうめんの原材料は、小麦粉、水、塩、植物油。
表面に油でコーティングをして、乾燥を防ぐように作られています。
下記では、そうめんの製造工程を動画でご紹介しています。
4:26の部分で、油を塗る様子が確認できますよ。
でも実際に食べるときは、そうめんを茹でる作業、さらに茹であがった後に水で洗う作業を経て、この油はかなり落ちた状態になっています。
そうめんはダイエットに向いている?向いていない?
さて、そうめんのカロリーが思ったよりも高いことについてお話してきましたが、ダイエットに不向きな食材ということになるのでしょうか。
実は、そうとは言い切れないのです。
白米やパンを食べるとき、それだけで食べるという人はあまりいないですよね。
おかずを添えたり、ジャムやバターを付けて食べるという人がほとんど。
そうした「+α」の部分が、白米やパンの場合は高カロリーになりがちなのです。
それに比べそうめんは、麺つゆだけで十分に美味しく食べられるというメリットがあります。
食品単体でのカロリーで見るとダイエットに不向きに見えるそうめんですが、献立全体で比べると意外と低カロリーに抑えることが可能なのです。
そうめんを美味しく、栄養価高く、ダイエット向きメニューとして食べるには?
麺つゆだけでも美味しく食べられるそうめんですが、少し味気ない感じもしますよね。
そこで、そうめんを美味しく、栄養たっぷりに、かつダイエット向きメニューとして食べられる味方食材をご紹介しますね!
◆ネギ
青みがきれいなネギは、薬味の定番。
独特の味や香りだけでなく、ネギに含まれる「アリシン」という成分には血液をサラサラにする効果があります。
◆トマト
トマトに含まれる「リコピン」は、血糖値を抑える作用や美肌作用があります。
ノンオイルのツナと和えて、黒コショウをかければ、イタリアン風にも仕上がります。
◆梅干し
梅干しに含まれる「クエン酸」は、疲労回復に効果があります。
しそや大根おろしと和えて、和風そうめんはいかがですか?
そうめんのカロリーまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のポイントは3点。
- そうめんの100gあたりのカロリーは、同量の白米、パンなどに比べると高い
- 高カロリーの理由は、そうめんの製造過程にある
- 献立次第では、そうめんは他の主食よりも低カロリーに抑えることができる食材
以上です。
ぜひ参考にしていただければ幸いです!