トビムシって人間に害はある?【おすすめ駆除方法あり】

小さくて羽もないのに跳ぶ「トビムシ」。
ゲジゲジやムカデ、ゴキブリなどに比べるととても体も小さく「キャー!」というよりは、「え!?なにこの小さい虫・・・ジャンプしてる・・・」と大騒ぎするというよりは、得体の知れない虫です。

この得体の知れない、ミニジャンプを繰り返すトビムシがどんな虫で、また私たちに害があるのかと駆除方法もついでに調べてみました。

トビムシとは?

本来は野外の落葉層や腐植層になどを住処にしていますが、湿気の多い台所や浴室の床に住み着いてバクテリアや腐葉土・菌を食べています。
また、観葉植物を育てていると発生することもあります。
植物を育てるうえで腐葉土を使うので、トビムシにとっては大事な餌のありかになってしまいます。

トビムシの生態について簡単に表にしてみました。

種類も多く、色とりどりのトビムシです。

私も人生に1度だけ「トビムシ」と遭遇したことがあります。
友人宅が日当たりがすごく悪く、年中暗く湿った部屋だったのですが、万年床で布団を敷きっぱなしのため、布団の上に大量発生してました。

「小さくて飛び跳ねる虫が布団にいるんだけど・・・」と報告され、みんなで訪ねてみると・・・
ぴょんぴょん跳ねてました!!
どうやら、外敵が近づくと跳ねるようです。

すぐさま5人くらいで友人宅を換気して大掃除をしました(笑)

初めて見たときは気持ち悪さより「アリ?え?跳ねた!」という印象でした。

人間に害はある?

得体の知れない虫なので、害虫扱いされますが特に「害」はありません
無害ではありますが、屋内に侵入してきたら屋内では不要の虫なので「害虫」となってしまいます。

植物の腐葉土を好みますが、植物を食べたりもしませんし、ムカデやダニのようにかじられて痒くなることもありません。

湿った場所が純粋に好きで、そこにある菌や腐葉土、バクテリアと餌になるものがあるのでいるくらいです。

落葉も餌になるようで、落葉を分解する役割を担っているようです。
群れで生活するので、住処を見つけてしまった時はゾクっとビックリするでしょう。

また、土壌を分解してくれるので、植物にとっては「益虫」のようです。




駆除方法

ゲジゲジやムカデのように足がたくさんあり、逃げ足が速いわけでもなく、ゴキブリやカメムシのように不要に飛び回ることもないので、落ち着いて駆除しやすいです。

友人宅では、小さく気持ち悪さもないためみんなで叩き殺し、死骸を掃除機で吸ってました。
叩き殺せる方は叩き殺しても大丈夫ですが、手っ取り早いのは「殺虫剤」です。

クモやハチ、カメムシなどのように普通の「殺虫剤」が効かない害虫はその虫用の殺虫剤が必要ですが、トビムシは殺虫剤に弱いので、アースジェットなどの一般的な殺虫剤で殺せます。

観葉植物についてしまったら、殺虫剤をかけるわけにはいかないので、日当たりが良く風通しのよい場所におくといいでしょう。
トビムシは高温と乾燥が苦手です。

また、庭先で出たときも殺虫剤で構いませんが、熱湯も効果的です。
湿った場所は雑草も生えやすいので、トビムシやゲジゲジなどにとっては最高の場所です。
熱湯をかけてしまえば、虫も殺せますし、雑草を枯らすことができ一石二鳥です。
熱湯はほうれん草などを茹でたお湯を有効活用するといいですよ!

余談ですが、雑草の駆除にペットや土いじりしたい年頃のお子さんをお持ちですと、除草剤を巻きたくないですよね。
そんなときも、お湯は良いですよ!
根気よくキッチンの窓から茹で汁をふりかけていたら、スギナが生えなくなりました!
話が反れてしまいましたが、次項では予防策についてご紹介します。

観葉植物に黒い小さい虫が…【対策と駆除方法を教えます】




トビムシの予防策

予防策としては湿気を好むので風通しを良くしておくことが第一です。
梅雨時期はジメジメしてしまうので、トビムシが多く発生しやすい季節ですが、梅雨の晴れ間は家中を開けて風を入れましょう。
除湿器をかけるのも良いでしょう。

屋内では観葉植物を育てているとトビムシの住処になりやすいので、植物の鉢の受け皿の水はこまめに捨て、風通しのよい場所に移動しましょう。

友人は家にトビムシが発生してから窓を開けて風を入れるようにして予防していましたよ。
その後、トビムシの発生報告はなかったです。
日当たり悪くても風を入れるだけでも効果はあったようです。

また、腐った湿り気のある木材はトビムシにとって好環境になってしまうので、木材の鉢はオシャレですがプラスチック製の鉢植えにすることをオススメします。

庭の雑草を取った際も放置せず、廃棄しましょう。
地方自治体で燃えるゴミとして扱ってくれますので、分別袋に入れて引き取ってもらうのも手ですよ!

まとめ トビムシにとっての悪環境は私たちには好環境

トビムシは湿った腐葉土や落葉、腐った木材が大好きです。
私たちは湿気が嫌いです。
なので、梅雨時期の湿気の多い時期に発生しやすいのです。
梅雨時期は洗濯物も部屋干しになって湿気倍増です。
私たちの生活にとっては湿気の多い梅雨時期は洗濯物も乾かないし、乾いても部屋干しの臭いがするし、カビも生えやすいし・・・
人間が梅雨時期にゲンナリしているときはトビムシは大喜びなのです。

しかし、梅雨の晴れ間って私たちにとっては「やっとのいい天気!」。
洗濯物は外に干せるし、ジメっとした部屋も一気にカラッと、気分も良くなります。
高温と乾燥を嫌うトビムシにとっては最悪な気候になってしまうのです。

土壌を分解して植物にとっての「益虫」のトビムシ。
しかしトビムシは小さいため、その他に虫の餌にもなってしまうので、虫の世界でも「益虫」なのです。
つまり、トビムシを食べに他の虫も来てしまう可能性も出てきてしまうので、常に私たちにとって好環境な湿気のない部屋作りが重要なのです。










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