「毎日食べるから、安いときに買いだめしたんだけど、賞味期限切れちゃって」
「賞味期限切れてからも食べれるのかな？」
こんな経験ありませんか？
実は私にも同じ経験があり、今年もついやってしまいました…。
夏休みでいつもの食事では不足かと思い、ところてんを見つけ「一品増えたな」と喜ぶのもつかの間、賞味期限が切れていたのでした。
こんな私と同じような経験を持つ方には、この記事は必見です！
ところてんの賞味期限はどのくらい？
ところてんは密封容器に入り、保存水につかった状態で売っていますね。
あの保存水には酢が入っていて、無添加のところてんが傷むのを防ぐ効果があるんです。
酢のおかげで、混じりけのない無添加のところてんの賞味期限は、雑菌の繁殖を抑えられるため商品によって多少の差はあるものの、製造日から1か月から3か月くらいに設定されているようです。
保存水につけられていないところてんももちろん販売されています。
この場合の液は真水なので、雑菌の繁殖の可能性は高くなり、保存水ありのところてんと比べれば傷むのが当然早くなります。
関東や東北地方では、からし醤油や酢醤油で食べるので真水のところてんは向いていませんが、関西地方は黒蜜などをかけるので向いていますね。
しかし、真水のところてんは冷蔵庫で必ず保存で、最低でも購入から1週間以内で食べきりましょう。
賞味期限切れはいつまで食べれる？
賞味期限が長い食品ほど、切れてしまってることに気が付かないものです。
では、切れてしまった場合、どのくらいまで食べられるのでしょうか？
保存水に酢が含まれるところてん
酢の殺菌効果で賞味期限が長くなるので、切れてもすぐ食べられなくなるということはまずありません。しかも未開封であれば、ところてんの状態はそう簡単に変わることはないので通常の期限切れよりさらに1週間は大丈夫なことが多いです。でも殺菌効果があるから傷みにくいということにも限度があるので注意が必要です。あまり期限切れを長く置いておくのはやはり危険ですから状態が変わらないうちに食べましょう。
「買った時と色が違う」「ところてんの量が減って水分が多い」「開けてみたら異臭が…。」
こんな異常が1つでもあれば、食べるのは危険です！即、捨てるようにしましょう。
保存水が真水のところてん
もともと賞味期限が短いので、切れたら食べない方がいいのですが、切れてからまだ時間が経っていない時は開封して上記のような異常がないか確認してみましょう。
何も異常がないなら、その日のうちに食べきることをおすすめします。普段食べないような味付けで食べられるのも酢の風味がない無臭だからこそです。黒蜜やはちみつもおいしいですよ。
開封後の保存方法
ところてんって、開封したら全部食べてしまうのが一般ですが、食べきれずに残すときもあるでしょう。
そんなとき、役に立つ保存方法をご紹介します。
保存水があるときは捨てずに液ごとところてんを密封容器やタッパーに移す
このときはなるべく素手ではなく、清潔な箸や手袋をした手で移すのが雑菌を防ぐポイントになります。保存水が少し減った時は少しの水と酢を足してもいいです。大事なのは、ところてんが完全に液体に浸かっていることです。もれないように蓋をして冷蔵庫に入れておくと、開封後でも約5日間は保存できます。
賞味期限切れのところてんは保存水の影響で意外に長持ちする
ところてんって、日本にしかない健康食品です。
昔の知恵で作られ、未だに食べ続けられるところてん、簡単に手に入る分、冷蔵庫の奥で忘れられがちです。
そんな時にもこの記事が役に立ちます、これまでを簡単にまとめてみましょう。
※ところてんの賞味期限は保存水の成分によって違う
ところてんを包む液体は、2種類あります。賞味期限は、殺菌作用のある酢が含まれるものと真水という違いが賞味期限をも分けるのです。
酢を含む液のところてんは、雑菌の発生が少ないので1か月以上持つのに対し、真水はところてんを守る成分がないので長くは持ちません。でも買ってすぐに酸味のない味で食べるときは便利ですね。この場合の賞味期限は短く、1週間以内とされています。
※開封後でも保存の仕方で長持ち
普通、なまものは開封したらすぐ食べないと傷むという印象が強いですね。確かにそうなんですが、ところてんは保存水に浸かってあるものだと、液ごと移し替えれば5日間ほど長持ちするんです。酢が雑菌の繁殖を抑えてくれるので多少日持ちするという仕組みですね。
昔からの知恵で作られた現代の日本食、ところてん。
賞味期限切れでも、開封後でも、保存次第で多少長く置いて食べられるなんて、便利ですがところてんの状態をよくチェックして食べることがポイントです。
