クリスマスが近づくと、街のあちこちで飾りつけがされクリスマスのイメージにピッタリの「緑の葉っぱに赤い実」を見かけますよね!
でも、あの赤い実の名前を知ってる人ってほとんどいないんじゃないでしょうか?
そこで今回はこのギザギザした緑の葉っぱと赤い実の正体について、意味や由来と共にご紹介したいと思います。
これさえ知っておけば、明日から「あのギザギザした緑の葉っぱ!」なんて言わなくてよくなるので、ぜひ最後までお読み下さい!
クリスマスリースに使われるギザギザした緑の葉っぱと赤い実の名前は?
クリスマスの飾り付けやクリスマスリースなどに使われるあのギザギザの葉っぱや赤い実の正体。
あれはずばり、セイヨウヒイラギです!
植物学の分類的には、「モチノキ科モチノキ属」に所属し、英語名では、「ホリー」「ヨーロピアンホリー」と呼ばれています。
クリスマスに飾るから、「クリスマスヒイラギ」なんて呼んだりもしますが、これが一番シーズンにマッチしている感じですね!
セイヨウヒイラギは、葉の縁が所々鋭く尖っていて(ギザギザ)冬になると実が赤く熟します。
実は、苦いので鳥に食べられる事は少なく、あのクリスマスにピッタリの姿になるわけです(Nice!!☆)
「でも…セイヨウヒイラギって柊(ひいらぎ)と同じなの?」
って思う人もいると思います。(実際に私が思いました笑)
詳しく調べてみたところ、
『セイヨウヒイラギ』と『柊』はまったくの別物でした。
葉っぱの見た目は非常に似ているのですが、実の部分に大きな違いがあります。
セイヨウヒイラギ・・・黒っぽい紫の実がなる(6月〜7月頃に実がなる)
柊・・・赤くて大きい実がなる(10月〜12月頃に実がなる)
それぞれに実の色や成り方が違うし属する科も違います。
柊(ヒイラギ)と混同して覚えてしまっている人も多いので、雑学としてぜひ覚えておきましょう〜。
ちなみに、節分の日に枝に刺した鰯の頭と一緒に玄関口に吊るしておくのは、ヒイラギ(柊)の方です。
セイヨウヒイラギはクリスマス、柊は節分…と、どちらも神聖な行事に使われているのですね!
セイヨウヒイラギの意味や由来
ギザギザ葉っぱの正体がわかったところで、セイヨウヒイラギの名前の意味や由来をご紹介しますね!
セイヨウヒイラギという名前は、
- 日本に昔からある柊に葉っぱが似ていること
- ヨーロッパ原産であること
- ヒイラギは「疼く(ひひらぐ)」が語源でトゲに触ると痛いこと
に由来しています。
セイヨウヒイラギの葉は硬くて棘のように尖っていますよね!
これは、キリストの受難のシンボル「茨の冠」を表していて、リース飾りにセイヨウヒイラギが多く使われるのは、「茨の冠」を連想させるためだと言われています。
赤い実は「キリストが流した血」
葉っぱの緑は「永遠の生命」
を意味しています!(なんか怖い感じですね)
キリストがキリスト教徒のために受けた「受難」を忘れないためにクリスマスの飾りにセイヨウヒイラギを使うようになったそうです。
他にもセイヨウヒイラギと聖母マリアにまつわる伝説がありますが、どちらも生命に感謝しクリスマスを神聖なる行事としています。
うーん、キリスト教とかなり深い関係があったのですねー。
まとめ
さて、ギザギザ葉っぱの謎は解けましたでしょうか?
名前は、セイヨウヒイラギ(ギザギザ緑の葉っぱに赤い実)です!
このセイヨウヒイラギが、クリスマスに大活躍するのはキリスト教が関係していて「生命に祈りと感謝」を捧げ、永遠に忘れられないようにとの願いがこもっているんです。
「生命に感謝!」生きることへ感謝するのは、素晴らしいことですね!
クリスマスに「セイヨウヒイラギ」を見たら、ちょっと神聖な気持ちになりませんか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
良かったらクリスマスリースの作り方も参考にしてください▼▼