他のメーカーのカレールウもありますが、作る世代が昔から食べて馴染んできたというのも、理由の一つでしょう。
ところで、こんなことありませんか?
「カレーに何か特別な材料入れてる?」
「箱に書いてある半分量を作ろうとしたけど、トロッとしなくて」
みなさんはバーモントカレーを作るとき、皿数を気にしていますか。
今回はカレーを作るときの水の量を、皿数別にご紹介しましょう。
この記事を読めば、おいしくトロっとしたバーモントカレーが毎回できますよ!
バーモントカレー水の量の目安を皿数ごとに解説!
12皿分の場合
1400ml(鍋にふたをする場合は1250ml)
12皿というのは、ルウ1箱全量(230g)を使います。
作り方には水の量1400mlとありますが、鍋にふたをする場合は1250mlと記載があります。
これはハウス食品によると、水の蒸発量を皿数に応じて計算されているそうなんです。
多く皿数を作るほど蒸発量は少ないので、何度も実験を重ねた結果、ふたをする場合は150mlが「蒸発量」として減少しているのです。
6皿分の場合
850ml(鍋にふたをする場合は750ml)
単純に考えれば12皿の半分なので、水の量も半分でいいだろうと思いますよね。
ところが、箱には700mlではなく850mlとありしかも鍋にふたをするときは750mlと表記されています。
これはなぜかというと、ハウス食品の回答がありました。
12皿分を作るときの回答にあった水の蒸発量が関わっていて、12皿より少なく作る方が逆に水の蒸発量が多くなるので、700mlではなく150ml増やした850mlになっているということです。
4皿分の場合
850ml(鍋にふたをする場合は750ml)
全量の12皿に比べると4皿は3分の1に当たります。
ということは水の量も1400mlの3分の1ということになりますね。
でもこれまでを例にとると、全量より少なくなればなるほど水の蒸発量が増えていくので、水の量は1400mlの3分の1(466.666…ml)より150mlほど増やして作るのがいいのかもしれません。
しかし、ハウス食品のバーモントカレーの場合レシピ4皿分の水の量は、半量と同じでした。
その他の材料も半量になっています。
4皿と6皿の水の量は同じでよさそうですね。
皿数も2皿とあまり差がないからでしょうか…。
もし余ってしまった場合は冷蔵庫に保存して翌日に食べると良いでしょう。
カレーは熱いまま冷蔵庫に入れても大丈夫?【保存方法と保存期間の目安】
入れる材料によって水の量が変わる場合はある?
水分の多い野菜を多く入れれば、水の量が少なくて済む場合があります。
野菜も箱に書いてある分量を超えないように作るのが一番、超えればとろみがつきにくくなるので、守りましょう。
しかし、じゃがいもやにんじんの野菜は、すりおろすと水分が出るので多少分量を超えても子供向けなど甘口で作るときは水の量は少なくて済むので便利です。
玉ねぎは、みじん切りにしてハンバーグ作りの時のようにあめ色になるまで炒めたものを入れると、分量の倍を入れても水の量を減らせてとろみもつくんです。
野菜を上記の方法で使う時や、冷凍の野菜を使う場合は水分が通常より多く出るので、箱に書いてある量より1割ほど減らして作り、煮込みながら水の量を調整するといいでしょう。
圧力鍋を使う場合に適切な水の量
A.水の量は約半分にする
圧力鍋では、蒸発する水の量が普通の鍋より少ないので初めから少な目にします。
ハウス食品で公開しているレシピには6皿分の場合で、普通の鍋なら850mlのところが圧力鍋だと400mlという表記がありました。
約半量で済むのには驚きですが、圧力をかけてふたも開けないのなら蒸発もしないのでこの量が妥当かもしれませんね。
ただし、機種により水の量が半量でない場合もあるので、必ず圧力をかけた後のルウを入れる前に水の量を確認して調整しましょう。
数字にこだわり過ぎると、圧力鍋でもうまくバーモントカレーにとろみがつかなかったり、逆に水分が足りない場合もあるので注意が必要です。
ただ水分が足りない分にはあとから水を足せばなんとかリカバリーできますし、水分が多すぎた場合はルーを追加するか、もしくはコンソメなどを追加すれば味の調整は可能で安心してください^^
バーモントカレーの水の量は単純ではなかった
外箱の作り方を忠実に守ってバーモントカレーを作ってみたいと、改めて思いました。
入れる材料によっては水の量にも変化があることもわかり、たかがカレー、されどカレーとしみじみ感じた方も多いのではないでしょうか。
では、バーモンドカレーの水の量についてまとめてみましょう。
※多い皿数を作るほど水の蒸発が少ない
1箱で12皿分作れますが、その場合は1400ml必要な水も半量の6皿では水が単に半量の700mlになるわけではありませんでした。
煮込んでいるうちに当然水は蒸発していきますので、ハウス食品ではその分も計算して水の量を算出していたのです。
半量を作る場合は、蒸発量を考慮して元の量の約20%多く水が必要でした。
※入れる材料や使う調理器具によって水の量も変わる
水分の多い野菜を使うと、水の量が増してしまうので工夫して使いましょう。
すりおろした野菜やしんなり炒めた野菜は、煮込む時間が減る一方、決められた水の量をオーバーしてしまうのであらかじめ水を減らしておく必要があります。
また、水の蒸発量がない圧力鍋で調理するときも水の量は半量ほど減らして調理できます。
でも数字にこだわり過ぎないで、目で確かめながら水の量を調整するのがいいですね。