ガソリンを飲むとどうなるのでしょうか。
ふと考えてみると気になりますよね。
ガソリンを一定量飲むと死に至ると言われていますが、一体どんな症状が出るのかも気になることろ。
そこでこの記事では、
- ガソリンを飲むとどうなる?
- 万が一ガソリンを飲んでしまったときは?
- 灯油の場合はどうなる?
こんなことを調べてみました。
ガソリンを飲むと症状はどうなる?
ガソリンを飲むとどうなるのでしょうか。
症状としては以下の通りです。
- 少量でも気管に入ったとき:ひどくせき込み息苦しくなる。ひどい場合肺炎になる。
- 誤飲や蒸気を吸ったとき:吐き気、嘔吐、下痢を起こす。
- 目に入ったとき:ひどい場合には結膜炎や角膜炎を起こす。
- 皮膚についたとき:皮疹が出ることもある。
- 一定量を超えて飲んでしまったとき:死に至る。
実際にガソリンを飲んでしまった事例、致死量についてご紹介します。
実際にガソリンを飲んだ人の事例
1歳6か月の男の子が、お父さんのバイク整備用に一時的にガソリンを入れていた容器を見つけ、誤って飲んでしまいました。
男の子は救急病院へ運ばれましたが、ご両親の対応が的確だったことと誤飲が少量のガソリンだったため大事には至らなかったようです。
このように、少量でなおかつすぐに処置をすれば大丈夫なようです。
ではどのくらい飲んだら危険なのでしょうか?
ガソリンの致死量について
ガソリンの最低致死量は以下の通りです。
- 成人男性→50ml~60ml
- 子供 →20ml~30ml
50mlというとおよそヤクルト1本分です。
大人でもヤクルト一本分ガソリンを飲むと死に至ると考えると、恐ろしいですね。
万が一ガソリンを飲んでしまったら?
万が一ガソリンを飲んでしまったときの対処法についてご紹介します。
1.飲み込んだガソリンを吐かせようとしない
ガソリンは微量でも肺に吸引してしまうと深刻な呼吸障害を引き起こす可能性があります。
嘔吐はガソリンが肺に吸い込まれる可能性を高めるため、決してガソリンを吐かせようとしてはいけません。
2.水で口をゆすいだ後に、コップ1杯の水やジュースを与える
咳をしたりむせたりしないようにゆっくりと飲ませます。
牛乳はガソリンの吸収を早める可能性があるため与えてはいけません。
炭酸飲料はげっぷの症状を悪化させるため与えないようにしましょう。
3.ガソリンが付着した衣類をすべて脱がせる
衣類を脱がせて、ガソリンと接した箇所の皮膚を水道水で2~3分洗い流して、低刺激の石鹸で洗います。
そして再度水でよく洗い流してから乾かします。
4.ガソリンが付着した衣類をすべて洗濯する
ガソリンが付いた衣類は火災の原因となります。
なので洗濯前に24時間以上外に干し、空気にさらして付着したガソリンを揮発させましょう。
アンモニアや重曹を添加して洗濯すると、ガソリンが落ちやすくなります。
上記はあくまでも本当に少量の誤飲で容態に変化がない場合です。
容態が心配な場合、大量に飲んでしまった場合はすぐに119番が必要です。
ちなみに灯油はどうなの?
灯油を飲んでしまった場合でも重篤な症状になることがあります。
飲んでしまったら吐かせないといった対処法も同じです。
小さなお子様がいる場合は手が届かないところに保管して誤飲事故などを引き起こさないよう注意する必要があります。
ガソリンよりも自宅で使用することが多いので、取り扱いには気をつけましょう。
まとめ
- ガソリンを飲んだ時には肺炎などを引き起こし、最悪の場合死に至ることも!
- ガソリンの致死量は大人でもヤクルト1本分
- ガソリンを誤飲した時の対処法を理解しておくことが大事
- 灯油でも症状や対処法は同じ。自宅で使う分特に注意が必要!
ガソリンを飲んでしまったら怖い症状を引き起こすことがわかりました。
これから寒い時期になって灯油を使うことも増えますので、一層注意が必要ですね。