和食やお菓子作りに欠かせない調味料のひとつである、砂糖。
でも、砂糖には様々な種類があり、レシピによっては扱う砂糖の種類も異なります。
中でもグラニュー糖は体に悪いなんていうことを、噂で聞いたことがあるかもしれません。
それにより、グラニュー糖を使うことにためらいを感じている方も多いのではないでしょうか?
私なんかがそうなのですが、特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら特に心配になりますよね。
ということで今回は、
・グラニュー糖が体に悪いというのは本当なのか?
・そもそも上白糖とはどう違うのか?
・グラニュー糖の代わりに使える物
についてご紹介していきたいと思います。
グラニュー糖は本当に体に悪いのか?
そもそも、グラニュー糖が体に悪いというのは本当なのでしょうか?
結論から言えば、ずばり「体に悪い」です!
ただ、「グラニュー糖だから」体に悪いというよりも、砂糖自体が体に悪いと言った方が正しいのかもしれません。
体に悪いのはブラウンシュガーよりも白砂糖!
世間一般的に、きび砂糖や黒糖、三温糖といったブラウンシュガーは体に良いなんてことが言われていたりしますが、実はそんなことは無いんですよ。
特に、グラニュー糖や上白糖といった所謂「白砂糖」はブラウンシュガーと比べると体に悪いと言えます。
つまり、砂糖の種類で比べてみたときにブラウンシュガーよりも白砂糖の方がより体に悪いのです。
というのも、白砂糖は生成されるときにミネラル分が全て取り除かれているからです。
そのため、白砂糖には必要な栄養素は全く無いと言っても過言ではありません。
ところが、三温糖にはミネラル分が0.25%、黒砂糖にはミネラルを含んだ成分が15%ほど含まれています。
そんなことから、ブラウンシュガーは体に良いというようなことが言われているのかもしれません。
グラニュー糖には漂白されているから体に悪い!?
また、「グラニュー糖は漂白されているから体に悪い」なんていう噂を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
ところが、これに関しては全くのデマ情報となっています。
そもそも砂糖というのは、元々透明です。
それに不純物が混ざったものがブラウンシュガーと呼ばれているのです。
なので、白砂糖は手を加えてあの色になったのではなく、そもそもあれが元々の色だということになります。
上白糖との違いについて
では、グラニュー糖と同じ白砂糖の分類である上白糖とは、一体なにが違うのでしょうか。
端的に言えば、砂糖そのものの性質と味わいに違いがあります。
まずグラニュー糖は淡白な甘味が特徴です。
そのため、素材そのものの味わいを邪魔すること無く甘味を出すことができます。
一方上白糖はコクのある甘味が特徴です。
そのため、料理で使用することでコクのある味わいに仕上げることができるのです。
また、上白糖は吸湿性が高いのも特徴のひとつなので、しっとりと仕上げたい和菓子作りなんかに向いています。
それに対してグラニュー糖は軽く仕上げたいスポンジケーキやビスケットを作るのに向いています。
これらの特徴さえおさえておけば、料理をしているときにどちらを使用しようか迷っても使い分けることができますよね!
グラニュー糖、代用品のオススメ
グラニュー糖が体に悪いということが明確になったところで、私たちが知りたいのが「グラニュー糖に代用品はあるのか?」ということ。
グラニュー糖の代用品として利用できるのが、オリゴ糖です。
オリゴ糖は優しい甘味が特徴でクセも無いので、比較的グラニュー糖に近い味わいと言えます。
また、グラニュー糖に比べるとカロリーが低いので、普段からカロリーを気にしている人にはおすすめです!
オリゴ糖というのはビフィズス菌のエサにもなるので、腸内環境を整えてくれるという特徴もあるんですよ。
【まとめ】グラニュー糖は体に悪いが、オリゴ糖で代用可!
今回はグラニュー糖が体に悪いと言われる所以から、そのグラニュー糖の代用品となるものまでご紹介しました。
・グラニュー糖に限らず、砂糖全般体に悪い
・ブラウンシュガーに比べると、白砂糖の方が体に悪い
・グラニュー糖と上白糖は、味わいや性質が異なる
・グラニュー糖の代用品としておすすめなのがオリゴ糖
いくら体に悪いとは言え、日常生活からは切っても切り離せない砂糖。
しかし、今回代用品としてオリゴ糖が使えるということを知ったことで、少しは不安も和らいだのではないでしょうか?
是非、お試しください!