ナッツ系は「殻」に覆われている食べ物です。
アーモンドやピーナッツ、ピスタチオのように向きやすいナッツに比べ、くるみは固い殻に覆われています。
ですので、くるみは殻から取り出された状態で売られているのがほとんどです。
しかし、流通しているくるみのほとんどが炒られているものですが、殻付きくるみは「生くるみ」です。
通販でも殻付きの「生くるみ」が売られていますが、私のように田舎に行くと産直で殻付き「生くるみ」が当たり前のように店頭に並びます。
正直、私は幼少期に殻を割って生くるみを食べていました。
では、田舎育ちいまだに田舎住みの私が、殻付きくるみの正しい食べ方をお教えします。
また、頑丈なくるみの殻を割るグッズで100均で買えるものを紹介します。
殻付きくるみの正しい食べ方
スーパーなどで見かけるくるみと違って、殻がついていると食べるためにひと手間加えないといけないのかなと思ってしまいますが、全然「生」で食べても問題ないものですよ。
私はよく、くるみ割りのお手伝いをしがてら「生くるみ」をつまみ食いしてました。
煎られていないので、カリっとした食感に比べて柔らかいのが特徴です。
殻付きくるみは、生でも、火を通してもどちらでも食べれます。
また、殻付きくるみは殻を割らない限り1年くらい保存が可能です。
くるみ餅
くるみ餅というとゆべしのイメージがあるかもしれませんが、東北では「くるみダレ」にお餅絡めたものをいいます。
くるみダレのレシピ↓
クルミモヂ*岩手の、くるみ餅* by QPはにー
私もお正月によく、くるみダレを作らされました。
濃厚でクリーミーになります。
私の住んでいるところでは郷土菓子として当たり前に産直で売られています。
うちの長男は「あんこより美味しい!」とバクバク食べてました。
ただし、ナッツ系なので食べすぎると胃もたれやお腹を壊す原因にもなりますので、食べすぎ注意のくるみ餅です。
生くるみですので、傷みやすいですのでくるみダレを作ったら1~2日で食べきりましょう。
トッピングに使う
栄養価が高いので、トッピングすることで簡単に済ませたい朝食の時やヘルシーにしたいけどしっかり栄養を摂りたい時にオススメです。
自宅で煎る
その都度、殻から取り出すのは面倒です。
殻から取り出して煎ることで長期保存が可能になります。
冷蔵庫や冷凍庫で1年間保存が可能になります。
煎って保管しておけば、お菓子作りなどで使いたい時に使えて便利ですよ。
100均で買えるくるみ割りグッズ
くるみを割るためのくるみ割り人形ですが、日本のような硬くて大きなくるみをわることができません。
カラスがくるみを割るために車道にくるみの実を置いて、車に割らせるくらい硬いのです。
落としても割れないので、賢いカラスは車に轢いてもらっているんですよ。
100円ショップでもナッツ割りがありますが、それも銀杏など比較的割りやすいもののナッツ割りですので、くるみのように大きくて硬いものはナッツ割りで割るのも至難の業です。
ナッツ割り以外でくるみを割る100円ショップアイテムを紹介します。
ペンチ
くるみには2つに割れるように真ん中に筋がありますのでその部分を挟めるようにして力を加えると割れますよ。
トンカチ
握力のない人にはトンカチがオススメです。
子供の頃、私はいつもトンカチで割っていましたよ。
でも自分の手も一緒に叩いてしまうので、ペンチで抑えた方が良いですよ。
どれも工具ばかりでDIYな感じもしますが、工具の方が便利です。
それでも割りずらい場合は殻のままフライパンで5分程、乾煎りすると実の先が少し開きますよ。
くるみの殻の使い道
くるみの殻を割ってくるみを取り出すと硬い殻だけが残ってしまいます。
その殻でうちの子供たちは「豚の鼻~」と遊んでいますが、豚ごっこよりもっといい使い道が実はあります。
ハンドメイドする
ブックブクロさんの胡桃の殻入りのこぎん刺しです。針刺しとしてや、金具付きなのでストラップやネックレスにもアレンジできます。 pic.twitter.com/eS2uiiYw0o
— 三ノ月舎 (@minotsukisya) 2017年10月4日
どれも素敵にアレンジされています。
そういえば、私の姉も小学校の冬休みの工作でくるみの殻でキーホルダーを作っていました。
私が割っていると「粉々に割らないで、キレイに割っといてね!」と・・・
割らないくせに。。。と思っていましたが、工作のために必要だったようです。
くるみは秋から冬にかけて取れますので、殻を使ってクリスマスの飾りなどに使っている人もいますよ。
ウッドチップの代用
くるみの殻はウッドチップと比べて腐りずらいそうです。
観葉植物やガーデニングとして活用している人も多くいます。
キャンドル作り
あのデパートMV
ここのシーン覚えてる?この火を灯して下さった岩手のキャンドルアーティストらびさん
盛岡八藝館で作品の展示販売会期中てことでいそいそお邪魔してきましたサーカスのテントをイメージした作品と
胡桃の殻にワックスを詰めた作品なのだそう構想からして素敵すぎます
— 日食なつこ (@NSN58) 2018年12月1日
可愛いですね。
水にも浮きますよ。
くるみを使ってケーキなどをつくって、殻でキャンドルをつくれば素敵なパティを演出できますね。
いずれにしても殻を再利用する際は殻にくるみが残っていると腐敗の原因になりますので、しっかり取り除いてから再利用しましょう。
くるみの殻を販売する
メルカリのおすすめでこんなん出てくるねんけど(笑)いつ私が鬼くるみの殻検索することあるん???????最近へんなもんばっかりおすすめされる pic.twitter.com/kCZ5PCcNrb
— びりっ㌠ (@lilili_mio) 2019年1月21日
くるみの殻でアレンジや再利用で活用できればいいのですが、不要な人には販売するという手もありますよ。
実際にメルカリで出品されています。
ハンドメイドをしている人には必要なようです。
企業でも使っている
くるみの殻は紹介したように家庭ではハンドメイドなどとして使い道がありますが、くるみを殻を使用している企業もあります。
くるみの殻を粉砕して研磨剤として作っている企業やスタッドレスタイヤにも使われています。
私は雪が降る地域に住んでいるので、スタッドレスタイヤのCMでくるみがどうのと言っているのを見たことがあります。
クルミの殻をタイヤに練りこむことで、氷をひっかきアスファルトを傷つけないタイヤになっています。
昔、スパイクタイヤというものがありましたが、アスファルトを削ることで粉塵被害が発生したため一般的に廃止となってしまったのです。
また研磨剤は普通は石などを原料としていますが、クルミの殻を研磨剤として製造している企業もいます。管楽器や眼鏡の研磨や、外壁の腐食部分の研磨に使用されているようです。
まとめ くるみってなんかすごい
栄養価が高いと紹介していましたが、くるみはスーパーフードといわれています。
ナッツ類の中でもくるみは栄養が豊富に入っていて様々な成分がくるみにはあります。
たくさんの効果・効能が報告されているため、毎日の規則正しい食事と共に8~10粒食べると良いとされています。
食べてもこんなにすごいくるみですが、くるみの殻も再利用が可能で私たちの生活を彩ったり、また様々な場面で使わています。
殻がついていてなんか食べるのが面倒ではありますが、殻付きくるみは食べて健康・殻で楽しみを探せるスーパーフードだったんですね。