かなこ
妊娠中の便秘対策としてコーラックなどの薬を使いたいと思っても、赤ちゃんに何か悪影響が出てしまうんではないかと不安になりますよね。
実際にコーラックを使用するとなると、いくつかのリスクが考えられます。
もし使用するのであれば、しっかりとそのリスクを知ったうえで使っていく必要があります。
そこで今回は、便秘薬コーラックの妊娠中の使用について、その影響をお伝えします。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
妊娠中のコーラックの使用は大丈夫?
必ずしも「絶対服用してないけない」とは言い切れませんが、私だったら服用はしません。
なぜなら、コーラックにはいくつか種類がありますが、基本的にはどのタイプも「刺激性下剤」というカテゴリに分類されるからです。
この刺激性下剤は、腸を刺激することで排便を促すという仕組みですが、即効性が高いぶん、体への影響がダイレクトかつ大きいことが特徴です。
特に妊娠中など体が過敏になっている場合は、子宮の収縮を引き起こす可能性もないとは言い切れません。
発達障害などのへ影響は?
産婦人科の先生によると、便秘薬は胎児には影響はなく、発達障害などの原因にはならないそうです。
ただし、薬が効きすぎて強い腹痛が起こったり、下痢が原因で流産や早産に繋がるおそれもあると言われています。
このようなリスクは少しでも減らしたいので、妊娠中のコーラックの服用は出来れば避けた方が無難です。
とは言え、便秘を我慢しすぎるのは体に良くありません。
便秘の症状がひどい場合には担当医に相談し、病院から薬を処方してもらうと良いでしょう。
市販の便秘薬が使えない…そんなときの便秘解消法は?
コーラックなど市販の便秘薬が使えない場合、自分でできる便秘解消法にはどのようなものがあるでしょうか。
今回は、簡単にできる3つの生活アドバイスをご紹介します!
1、寝起きに白湯を飲む
適切な水分をとることは便秘改善の基本ですが、中でも朝一番の白湯はかなり効果的。
空っぽの胃にあたたかなお湯を取り込むことで、体中に水分が循環し、腸を含む各機能の働きがよくなります。
また白湯が胃の働きを向上させることで、消化率のアップ、血糖値上昇の抑制なども期待でき、体重管理に悩む妊婦さんにとっては嬉しいことだらけです。
2、ウォーキングを習慣化させる
便秘の原因は水分不足の他に、お腹の筋力不足で起こることもあります。
女性が男性に比べて便秘体質であるというのは、女性ホルモンや筋肉量の違いからきていると言われているほどです。
お腹に適度な筋力があると体温が高くなり、胃や腸の働きがよくなります。
妊娠中は激しい運動などはできないですが、ウォーキングでも十分に効果が得られます。
また出産の際にも、足腰の筋力は必ず必要になってくるもの。
急いで歩く必要はまったくありませんので、ゆっくり一歩一歩、深呼吸をしながら自分のペースで歩く習慣を身につけましょう。
3、食べ物のパワーを借りる!
妊娠中は、栄養バランスを考えて自炊をする機会が多くなるはず。
便秘によいとされる食材を積極的にメニューに取り入れることで、自然と便秘解消につなげることができます。
頑なった便を柔らかくしてくれる作用があるのは、「水溶性食物繊維」と呼ばれる成分。
この成分が多く含まれている食材には、以下のようなものがあります。
■リンゴやミカン、プルーンなどのフルーツ
■こんぶやわかめなどの海藻類(ただし摂取のしすぎには注意)
■納豆、こんにゃく、切り干し大根など…
また、塩分や糖分の過剰摂取を控えたい妊婦さんにとっては、和食料理が強い味方です。
どの食材も、和食料理に使いやすいものばかりなので、ぜひ取り入れるようにしてみてくださいね!
妊娠と便秘の関係性。便秘になる仕組みとは?
そもそも妊娠をすると便秘になりやすくなるのは、一体なぜなのでしょうか。
これは妊娠をすることで体内の女性ホルモンが増え、腸の動きが鈍くなるからと言われています。
またつわりなどの症状で食生活が制限され、適切な水分や食物繊維などを摂取できないことがあるのも原因の一つです。
妊娠中に便秘に悩む女性は半数以上とされており、かなり一般的な悩みであることがわかりますね。
それでも、妊娠中はいろいろなことが不安になるもの。
「おなかの赤ちゃんに、排泄物の有害物質がいってしまわないのか?」
「便秘によりお腹が圧迫されることで、赤ちゃんが窮屈になったりしないのか?」
といった疑問を持たれる方もいるかもしれません。
医学的には、便秘による胎児への影響はほぼないと言われています。
一つ気を付けたいことと言えば、お腹の張りに対する意識の問題です。
腸内にガスがたまる(=便秘)とお腹が張っている感覚があると思いますが、妊娠中は子宮の伸縮によってお腹の張りも感じることがあります。
つまりこの張りの見分けがしにくくなる、という問題が挙げられます。
子宮の伸縮は赤ちゃんと直接関係する症状なので、張りがあったら休むなどの対処を適切にする必要があります。
また子宮の伸縮が頻繁に起こる、ひどい痛みを感じる、などの場合には病院に連絡をするようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、便秘薬コーラックの妊娠中の使用について、その影響を調べてみました。
ポイントは3つ。
- コーラックは刺激性下剤に分類されるため、体への影響力が強く、妊娠中の服用はおすすめしない
- 症状がひどい場合には医師に相談し、病院で薬を処方してもらうようにする
- 寝起きの白湯、ウォーキング習慣、食生活から、便秘改善をすることができる
以上です!
便秘のストレスを少しでもやわらげ、素敵なマタニティライフを楽しむことができますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。