プラスチックの黄ばみの落とし方4選!あの日の輝きを取り戻そう!

いつの間にか黄ばんでしまったプラスチック製品。なんとかきれいにしたいですよね。

わたしも長年使っているファイルボックスが黄ばんできて、なんとかならないかな、思っていました。

実は、メラミンスポンジや重曹などを使うことで、プラスチック製品はまたきれいによみがえります!

諦めていた黄ばみがきれいに落ちると、とっても気持ちがいいですよ。

今回は、プラスチックの黄ばみの落とし方と、黄ばみが落ちない原因についてご紹介します。

製品に合った方法を試して、元の姿にもどしましょう!

プラスチックが黄ばむ原因

原因1.プラスチック自体の経年劣化

経年劣化は黄ばみの一番多い原因です。

プラスチックはABSという樹脂で出来ており、その中に含まれているブジエタンという物質が劣化とともに変色して黄ばみの原因になります。

あまりにも劣化している場合は綺麗に戻すのは難しくなります。(多少は戻りますが)

原因2.日焼け

直射日光が当たる場所に長時間置いておくとプラスチックが焼けて黄ばみの原因になります。

私は過去にCDのケースを車のダッシュボードの上に置きっぱなしにして黄ばませてしまったことがあります。涙(しかも黄ばむだけじゃなく熱でプラスチックも変形してしまいました…)

原因3.添加物の化学反応

プラスチックには酸化防止剤(劣化を防ぐ物質)などの添加物も含まれています。

酸化防止剤は暗い場所に長期間保管しておくことで化学変化を起こし黄ばみの原因になります。

よく押入れの中に長年入れておいたプラスチック製品が黄ばんでしまうのはこのためだったりします。

原因4.汚れ、タバコのヤニなど

シンプルに汚れが付着してしまうことも黄ばみの原因になります。

プラスチック製品の近くでタバコを吸っていたりすると、ヤニで黄ばみの原因となることもよくあります。

また汚れた手で触ったりすることも黄ばみの原因になります。我が家ではゲームのコントローラーがそのせいでよく黄ばんでいます。笑




プラスチックの黄ばみの落とし方

それでは具体的に黄ばみの落とし方を紹介します。

表面の汚れが原因の黄ばみに関してはほぼ一発で落ちるハズです。

劣化などが原因の場合でも多少はマシになるのでぜひやってみましょう。

1.メラミンスポンジで磨く

ホームセンターや100円ショップ等で売られているメラミンスポンジは、プラスチックの黄ばみ落としにも役立ちます。

メラミンスポンジを水に濡らし、軽く絞ります。このとき強く絞りすぎるとメラミンスポンジの力が発揮されませんので注意しましょう。

その後は、黄ばみを落としたい部分をこするだけです。

洗剤も必要ありませんので、様々な製品にしようすることができます。

ただ、メラミンスポンジは研磨剤の役割を果たしますので、細かい傷が付くことがあります。表面がツルツルして光沢があるようなプラスチックに使用する場合は、目立たない場所で試してから行ってくださいね。

また、精密機器のカバーなどを磨く場合は、カバーを本体から外し、精密機器に水がかからないように注意してください。

2.重曹で磨く

重曹は汚れより固く、プラスチックよりは柔らかい粒子を持っています。

市販のクレンザーはプラスチック製品に使えませんが、重曹ならば使うことができますよ。

また、重曹は油汚れにたいへん強いので、ギトギトした油汚れに有効です。

重曹を少しの水で溶かしてペースト状にし、黄ばんだプラスチックに塗ってしばらく放置します。

その後スポンジで磨くようにこすると、黄ばみがよく落ちますよ。

3.酸素系漂白剤を使う

普段、洗濯や布巾の漂白などに使う酸素系漂白剤も、プラスチックの黄ばみ落としに使うことができます。

薄めた漂白剤にプラスチック製品を付け、ラップで包んでから直射日光に当てます。

そうすることで、漂白剤に含まれる過酸化水素と紫外線が化学反応を起こし、漂白の効果があります。

ブラックライトを持っている人は、それを当てることでも同じ効果がありますよ。

4.除光液を使う

除光液をコットン等に浸し汚れを拭き取ると、大抵の黄ばみはすぐに落ちます。

除光液はとても強力な汚れ落としですが、同時にプラスチック製品を傷める可能性が高い方法です。

表面がツルツルしている素材は、ザラザラになってしまいます。また、表面になにかプリントされている場合は、黄ばみと一緒にプリントも落ちてしまうと思った方がいいでしょう。

薄い塗装膜なども簡単に剥がしてしまうため、傷んでも問題のないプラスチック製品にのみ使用してくださいね。

前項でご紹介した黄ばみ落としの方法は、全て表面の黄ばみを落とすためのものです。

残念ながら、プラスチックは時間とともに劣化し、変質してしまう物質です。

プラスチックの素材そのものが劣化により変質してしまっている場合は、黄ばみは落ちません。

色を塗り直したり、新しいものに買い替えたりしてくださいね。




おわりに

以上、プラスチックの黄ばみの落とし方と、黄ばみが落ちない原因についてご紹介しました。

残念ながら劣化による変色までをきれいにすることはできませんが、表面的な黄ばみであれば大抵は落とせますよ。

もう落ちないからと諦めて捨てる前に、一度試してみてくださいね。