冷蔵庫から生卵を出して、水と一緒に火にかけるだけで手軽にできてしまうゆで卵。
サラダにプラスするだけで、食べごたえのあるボリューミーな一品ができます。
漬け汁につければごはんのお供になります。
このように、カンタンに作ることが出来て、色んな使い方、メニューに一役買ってくれるゆで卵なので、たくさん作って使う分だけ冷蔵庫から出して、という風にすると手軽で良いですよね。
そんなとき気になるのが、ゆでた後の卵の賞味期限はどのくらいなのか?
冷蔵庫と常温でそれぞれどのくらいもつのか?
この記事では、この2つについて書いています。
この記事が、ゆで卵の賞味期限はどのくらいなんだろう?と疑問をお持ちの方のお役に立てると幸いです。
ゆで卵の賞味期限は?
かたゆで卵の場合、冷蔵庫で保管して3日を限度に食べきるのが良いとされています。
賞味期限がまだまだ先の卵をゆで卵にした場合でも、ゆでてから3日ということがポイントです。
もし、殻をむいてしまったならば、さらに期限は短くなるため、冷蔵庫で保管して1~2日で消費した方が良いでしょう。
どうして、期限がまだ先の生卵をゆでると、賞味期限が短くなってしまうんでしょうか?
不思議ですよね。
生卵の状態では、卵白に含まれる酵素により、雑菌から守られているんだそうです。
しかし、生卵を加熱することにより、この酵素の働きがなくなり(“酵素が失活する”といいます)、雑菌の繁殖を止めることができなくなるため、ゆでた後の卵は早めに消費した方が良いということなんです。
卵はゆでるよりも、生のまま冷蔵保存しておくほうが日持ちするということですね。
すぐに使うわけではないのなら、ゆでて置いておくよりも、直前までゆでずに生のまま冷蔵保存しておくのが良いでしょう。
半熟ならそれよりも短いと考えた方が良いでしょう。調理したその日のうちには消費するようにしましょう。
これには大事なワケがあります。鶏の消化管内や卵にはサルモネラ菌が存在しています。サルモネラ菌はご存じのとおり食中毒の原因となることがありますが、このサルモネラ菌は75℃、一分の加熱で死滅するそうです。
固ゆで卵よりも、半熟卵の方がサルモネラ菌が残っている可能性があるということです。
そういうわけで、固ゆで卵よりも半熟卵のほうが賞味期限が短いんです。
ゆで卵は、冷蔵庫と常温でそれぞれどれだけもつのか?
★冷蔵保存の場合
先ほど触れたように、固ゆで卵ならゆでた後3日、半熟ならそれよりも短い期間でその日以内に。
皮をむいてしまったものは、1~2日で食べきらなければいけません。
★常温保存の場合
冬場でかなり寒いなら、常温保存でも良いかもしれませんが、寒いほど暖房を使うと思いますし、一日中冷蔵庫ほど冷たいというキッチンもなかなかないですよね。
なので、冬場でも冷蔵保存をおすすめします。夏は言うまでもないですよね。
卵の殻などには、サルモネラ菌がついている可能性があり、冷蔵保存ならばその増殖がある程度抑えれられますが、卵が室温に放置されることで、卵についている菌が増えてしまう危険性があります。
菌は目に見えません。加熱後に常温保存という選択肢は安全性の面からおすすめできません。
日持ちを良くするコツ
実はゆで卵は冷凍できるんです。
とはいっても、そのまま冷凍するのは質感の喪失が大きいので、タルタルソースにして冷凍しちゃいましょう。雑菌の繁殖を防ぐために手早く作ることが大事です。一回分ずつ冷凍すれば、使いやすいですよ。
また、固くゆでた卵を味漬けにすると、5日くらいの保存が可能です。
ゆでて殻をむいた卵を醤油やオイスターソース、麺つゆやそれらの混合液に漬けこんで、密封して冷蔵保存すれば完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いろんな用途に使えるゆで卵。
賞味期限や加熱方法、加熱の程度で期限がかなり異なりますが、
上手に使い分けて安全な食品を提供していきたいですね。
この記事が、
ゆで卵の賞味期限っていつまで?
ゆで卵を冷蔵保存、常温保存した場合の賞味期限はどれくらい?と疑問をお持ちの方のお役に立てると幸いです。