とっても甘くて美味しい「大学いも」は、色々な人に人気が高い食べ物ですよね!
私も時々無性に大学いもを食べたくなることがあり、買いに行ったり自分で作ったりして食べることがあります。
でもこの「大学いも」、どうして名前に「大学」がついているのでしょうか。
「大学いも」と名付けられた由来を知りたいと思ったことはありませんか?
普段何気なく食べていた大学いもですが、名前の由来が気になったので調べてみることにしました。
名前の由来を調べていたところ、いつ頃日本に広まったのかもわかりましたよ!
大学いもについての情報をお伝えします。
大学芋の名前の由来〜3つの説〜
大学芋の名前の由来・その1
帝国大学の学生が学費を稼ぐために作って売ったという説があります。
帝国大学の生徒が学費を稼ぐために、中国から伝わってきたサツマイモに飴をかけた料理の「バースーバイシュー」をもとにして作ったという説です。
自分たちの学費を稼ぐためにアイデアを出して売るなんて、とても素晴らしいことですよね。
売るときに名前を付けるにあたって「大学いも」と名付けられたという説があります。
ちなみに、帝大の学生ではなく早稲田の学生が売っていたという説もあります。
大学芋の名前の由来・その2
大学いもの名前の由来については上記でご紹介した事だけではありません。
大学いもメーカーの台東氷業という企業のお話では、帝国大学の赤門前に三河屋とふかしいものお店があり、このお店が寒い季節に揚げたサツマイモに蜜をかけて発売したのが評判となったという説もあります。
いつの間にか自然と「大学いも」と呼ばれるようになって親しまれたという説です。
大学芋の名前の由来・その3
続いての由来は、「商品に大学とつけることが当時流行していた」というものです。
大正から昭和にかけては、商品に「大学」とつけることが流行していた時代です。
一例としては、「大学ノート」や「大学目薬」といったものがあり、これに便乗して「大学いも」と名付けたという説もあります。
こうやって見てみると色々な説があるのがわかりますね!
大学芋が日本で広まったのは一体いつ頃?
大学いもが広まったのは、「大学いも」という名前が付けられた由来ごとに違います。
帝国大学の学生が学費を捻出するために売ったという由来の場合ですと、「昭和初期」ころになり、三河屋というふかしいも屋さんが由来の場合は「大正初期」ということになります。
名前に大学を付けるのが流行していたからという由来の場合は、「大正~昭和にかけて」です。
3つの由来を確認してみると、大正~昭和初期の頃に大学いもが広まったということになりますね!
美味しい!簡単!大学芋のレシピ
大学いもについてご紹介してきましたが、「由来について読んでいたら大学いもを食べたくなった!」という人もいるのではないでしょうか?
家庭でも作れる、簡単大学いものレシピをご紹介します!
- サツマイモ・・・400g
- 黒ゴマ ・・・適量
- 揚げ油 ・・・適量
- 水あめ ・・・大さじ1杯
- 砂糖 ・・・大さじ2杯
- 水 ・・・大さじ1杯
【作り方】
- サツマイモの皮を剥いて乱切りにし、水に5分ほどさらしてあく抜きをする。あくが抜けたら、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る。
- 鍋の中に、水あめ・砂糖・水を入れて火をつけ、煮て溶かす。
- 160℃に熱した油にサツマイモを入れて中まで火が通るようにじっくりと揚げ、竹串などを刺して火が通ったか確認をする。竹串が通るようになっていたら一旦取り出す。
- 油を180℃に熱して、カリッとなるまで再度サツマイモを揚げる。
- カリッとなるまで揚がったら、水あめの中にサツマイモを入れて絡める。
出来上がったものをバットに並べて黒ゴマをふりかけ、冷やして器に盛り付ければ完成です!
まとめ
- 大学いもの由来には3つの説があった
- 大学いもが広まったのは大正~昭和の初期頃。
- 大学いもは自分でも手作りすることができる。
大学いもの名前の由来には色々な説がありますが、帝国大学の学生が学費を稼ぐために売ったという説、三河屋さんというふかしいも屋さんが売ったという説、流行に乗って名付けたという説があります。
大正~昭和の初期頃に日本に広まり、今でも年齢や性別を問わず人気の高い食べ物です。
色々な由来がありましたが、昔から今に至るまでみんなから親しまれている食べ物ということになりますね!