また、野外でなくても室内でも熱中症になるため、エアコンは熱中症対策として必須アイテムです。
我が家は市営住宅でエアコンがなかったのですが、ここ数年毎年のように子供たちが軽度の熱中症になるため、市役所から設置許可を得てエアコンを設置しました。
しかし、エアコンは消費電力が多いためブレーカーが落ちるというイメージがあります。
暑い夏にブレーカーが落ちてエアコンが使えなくなるなんて・・・
暑さでイライラするのに、エアコンがつかないなんてますますイライラしますよね。
ここでは、エアコンでブレーカーが落ちる2つの原因と対策についてお教えします。
エアコンでブレーカーが落ちる2つの原因
ではまず、エアコンでブレーカーが落ちる有力な2つの原因は下記の通りです。
・電気の契約容量のオーバー
・漏電
この2つが最も多いと思います。
電気の契約容量のオーバー
ご家庭で電気を使う上で、皆さんは各電力会社と契約をしていると思います。
その際にどの契約容量で契約していますか?
大抵のご家庭が30A以上で契約していると思いますが、それ以下のアンペア数で契約しているとブレーカーが落ちてしまいます。
1人暮らしをしている時に電子レンジを使い、炊飯器を使い、エアコンをつけたらブレーカーが落ちることが多々ありました。
やはり原因は契約容量のオーバーでした。
その時の契約容量は15Aです。
エアコンのアンペア数は6.6A、電子レンジのアンペア数が15Aとなれば、ブレーカーが落ちるのも仕方がありません。
また、家庭では様々な電気を消費しています。
エアコンの他に、TVや証明機器、冷蔵庫などが常時稼働しています。
また、一時的に使う電子レンジや炊飯器、オーブン、ドライヤー、洗濯機などがあります。
特に電子レンジやオーブン、ドライヤーや炊飯器は消費電力が大きいです。
様々な電気を使っているうえでエアコンを使うことで契約容量をオーバーしてしまうことがブレーカーが落ちる要因になってしまっているのです。
漏電
エアコンの室外機が故障して漏電のため、ブレーカーの漏電スイッチが落ちます。
またエアコンが壊れていなくても結露や湿気、梅雨時期などにも漏電が起こることがあります。
まれに、カエルや蛇、ヤモリが室外機に侵入して漏電することもあります。
室外機が外にあるため、虫や雨による湿気で漏電となることが多いようです。
エアコンでブレーカーが落ちるのを防ぐ対策
ではこれらの原因を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
電気の契約容量を確認
ご家庭の電気の契約容量を再確認してみましょう。
毎月電気会社から来る使用料金のハガキなどに何Aで契約しているのかが記されています。
私もエアコンを設置する際にアンペア数の確認をされました。
30Aあれば大丈夫な家庭もあれば、エアコンの台数が多いとそれ以上にアンペア数が必要な場合があります。
ちなみに各家庭で使う消費電力をまとめてみました。
常時使う電力
一時的に使う電力
※大きさなどで電化製品によってアンペア数が異なりますが、一般的なアンペア数を掲載しています。
常時使う電力はアンペア数が少ないですが、一時的に使う電力がアンペア数が大きいです。
常時使う電力の合計が21.11Aですので、それらを使っている時に電子レンジ等を使うとアンペア数がオーバーするのです。
一時的に使う電力を使っていなくても、エアコンの台数が多いと台数の分だけアンペア数が増えますので、
電気の契約容量が少ないとブレーカーが落ちてしまいます。
電気の契約容量で電気代の基本料金が変わります。
電力会社によって基本料金が異なりますので、一度電力会社に問い合わせた方が良いでしょう。
室外機もきれいにする
みなさんは室内にあるエアコンの掃除はしますが、室外機はそのままという方が多いと思います。
埃をとったり、雨や風が当たらないように使用しないときはカバーをかけたり、シーズン中は直射日光が当たらないように日よけカバーをすることをオススメします。
エアコンを稼働させるうえで、室外機は重要な役割をしています。
室外機の中にはコンプレッサーが搭載されていて、そこで空気を冷却したりしています。
コンプレッサーのゴムが経年劣化により破損し水滴が侵入したり、コンプレッサーのモーターが破壊されて漏電することが多いようです。
害虫などによる漏電を防ぐために、エアコンの掃除はもちろんですが、ドレンと言われるホースにキャップをつけましょう。
室外機の近くの水滴がポタポタ落ちているホースをドレンと言います。
そのホースからは程よい水分、ホースが暗い、フィルターに卵を産み付けやすいという点からドレンから虫が侵入することがあります。
先日、締め切った部屋からコウロギが飛来しました。
夫は洗濯物についてたんだ!と言ってましたが、私が洗濯物を取り込むときに虫がいないか確認してから取り込んでいるので、エアコンが怪しいとずっと思っています・・・
100円ショップやホームセンターで購入することができますよ。
コウロギくらいの大きさの虫は防げます!
もしも漏電ブレーカーが落ちたら・・・
気を付けなければならないのが「漏電ブレーカー」です。
ただブレーカーが落ちただけならブレーカーを上げれば良いのですが、漏電ブレーカーは漏電による火災を防ぐために働いています。
どこが漏電しているのか確認する必要がありますが、すぐに漏電ブレーカーを「入」にせず、すべての安全ブレーカーを「切」にしてから漏電ブレーカーを「入」にして、それから全ての安全ブレーカーを「入」にしましょう。
その際「入」にしたブレーカーがすぐに「切」に落ちた箇所が漏電した箇所と特定できます。
漏電を放置すると火災の原因となりますので、素早く対処することが重要です。
不安な際は自己判断はやめ、契約している電力会社に連絡しましょう。
快適に過ごすためには様々な確認が必要
エアコンは夏はもちろん、冬も暖房として使います。
暖房は冷房よりアンペア数がかかりますよ!
エアコンは夏・冬には欠かせないものですが、使いたい時にブレーカーが落ちてしまっては意味がありません。
また電気もなくてはならないものです。
エアコンの設置する、増設するさいは電気の契約状況をしっかり確認しましょう。
また、使わないシーズンが来たらキレイにしてカバーをかけたりと良い状態で保管し漏電を防ぎましょう。
ここ数年の暑さから、エアコンや扇風機による火災が年々増えているそうです。
しっかりメンテナンスをして安全に快適に過ごせるようにしましょう。