いくらは何歳(いつ)から食べられる?赤ちゃんに生ものを食べさせる時の注意点!

皆さん、こんにちは!

日本人の大好物と言えば、お寿司!

世界でも人気のある、日本が誇る美味しい料理の一つですよね。

中でも、プチプチとした食感が特徴的なイクラが大好物!という方も多いかと思います。

そんなイクラですが、赤ちゃんはいつから食べることが出来るのでしょうか?

もちろん離乳食の手順に従って進めていくのは当然ですが、生ものとなると、与えるのもちょっと緊張しますよね。

そこで今回は、イクラを食べさせることのできる適切な時期、また赤ちゃんに生ものを食べさせるときの注意点についてまとめてみました!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

刺身やイクラなどの生ものはいつから与えることが出来る?注意点は?

大人にとっては、お祝い事などに欠かせない寿司や刺身。

でも、赤ちゃんにとってはすべての食材が初めてのもの。

思わぬ危険が潜んでいることもありますし、しっかりと離乳食の手順に沿って、間違いのないように進めていきたいところですよね。

さて刺身などの生ものについてですが、これには諸説あり、一概に「何歳からOK!」と言い切ることは出来ないようです。

「離乳食がほぼ完了し、様々な食材が食べられるようになってから…」という原則はあるようですが、人によって2歳過ぎから与え始める人や、3歳までは一切与えないといった意見もあります。

またある離乳食に関する本の中では、「胃や腸だけでなく、腎臓や肝臓の機能なども含めて「内臓機能」が完成するという意味でいえば、大人と同じものを食べられるのは、なんと8才ごろ」だという説もありました。

実に様々な意見があり、年齢で一概に線引きをすることが難しいことがよくわかりますよね。

これには、以下のような理由が関係しています。

①食中毒の心配

一番の理由は、生魚に潜んでいる可能性のある菌の存在。

海水中に生息している腸炎ビブリオ菌や、アニサキスなどの寄生虫による食中毒が心配されることからです。

小さな赤ちゃんはまだまだ消化器官が十分に発達しきっておらず、細菌に対する抵抗力も未熟です。

大人であれば大したことのない細菌であっても、感染する危険性が高くなるのです。

鮮度の良い魚を与えることは勿論ですが、体力がつき、なおかつ体調が万全のときに与えることが大切です。

②咀嚼力の未発達

マグロやサーモンなどの柔らかい刺身は比較的食べやすいですが、生のイカやタコなどはかたく、うまく噛み切れないことが多くあります。

そのため喉に詰まらせる原因となったり、よく噛まないうちに食べ物を飲み込む癖がついてしまうことがあります。

たとえ歯が生えそろっていても、まだ子どもの歯は十分にかみ合わせが整っていないため、かたいものを上手に食べることが難しい状況です。

きちんとよく噛んで食べる子にするためにも、年齢にあったかたさの食材を選んであげるのも親の役目となります。

③塩分過多

寿司や刺身は、醤油をつけて食べるのが一般的ですよね。

ただし、赤ちゃんにとっては醤油は塩分の強すぎる食材に一つ。

また、たとえ何もつけずに食べたとしても、イクラやたらこなどは、食材自体に多くの塩分が含まれています。

日本人の食事摂取基準では、1〜2歳の子どもの食塩摂取の1日目標量は3〜3.5g。

例えばイクラの軍艦巻きを2貫食べると、約1gの食塩を摂取することになります。

1日の食事はそれだけで済まないでしょうから、食塩摂取の目標量を簡単に超えてしまいそうですよね。

子どもの頃から塩分の多い食事を取り続けることは、生活習慣病を引き起こす原因になります。

まずは少量から始めるのが鉄則です。




他にもある?イクラの危険性とは?

さて、イクラが非加熱の生ものであることや塩分の高さについては説明しましたが、他にも赤ちゃんがイクラを食べることについての危険性はあるのでしょうか。

実は意外と知られていないのが、イクラのアレルギーです。

イクラは鮭の卵、つまり魚卵ですが、これはアレルギーの出やすい食材の一つ。

症状としては「口腔アレルギー症候群」といって、食べた直後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。その他にも、蕁麻疹や目の充血、鼻水、のどの腫れ、喘息、下痢や嘔吐なども考えられます。

念のためイクラを与えたあと食後1時間くらいは、子供の身体やお腹の調子に変化が無いかをよく観察しておきましょう。また食後しばらくしてから、子供の口の中をチェックするのも良いでしょう。

なお初めての食材に挑戦する場合は、「平日の午前中が良い」とされています。

これは、万が一重大なアレルギー反応などが出てしまったときに、すぐに病院に駆け込める条件を整えておくためです。当然ながら、お盆や正月、GWなどの大型連休中も避けるようにしてください。

またイクラでアレルギー反応が出た場合には、たらこ、とびっこ、数の子、キャビア、からすみ、ししゃも、ウニなど他の魚卵でも反応が出ることがあります。

食べさせる際には十分注意してください。

気になる方は、小児科や皮膚科であらかじめ検査をしてもらうのもおすすめです。




まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はイクラを中心に、赤ちゃんに生ものを与えるときの注意点についてまとめてみました。

ポイントは2点。

  1. 刺身やイクラなどの生ものを与えるのは、鮮度、食材の柔らかさ、塩分の高さ、子どもの体調などを考慮した上で判断をする必要がある
  2. イクラはアレルギー食材の一つであるため、初めて口にさせる場合は平日の午前中に少量を、さらに食後の経過観察をすることが大切

以上です。

子供に食の楽しみや、新しい食材のおいしさを伝えることも大切ですが、何よりも一番なのは健康で安全に過ごすこと。

適切な手順を踏み、環境を整えることを心がけましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください