コクのある風味が特徴の、黒糖。
どんな効能があるかご存知ですか?
意外と知られていない嬉しい効果がたくさんあるんですよ♪
この記事では、あまり知られていない黒糖のメリット&デメリットについてご紹介していきます!
黒糖に秘められた4つの効果効能!
【メリット①】糖尿病・生活習慣病を予防!
「甘い砂糖で、糖尿病予防?」と疑問に思われる方も、いらっしゃると思います。
確かに糖分の取り過ぎは、糖尿病や生活習慣病を引き起こす原因になります。
ですが適度な量の黒糖は、逆にそうした病気を予防する効果があるんです。
それが、黒糖に含まれる”フェニルグルコシド”という成分。
このフェニルグルコシドには、糖の吸収を抑える働き、またコレステロールの上昇を抑制する働きがあります。
フェニルグルコシドが含まれない上白糖を黒糖に置き換えるだけで、血糖値の上昇が少し緩やかになりますよ。
【メリット②】腸内環境を整えてすっきり!
黒糖には、”ラフィノース”といった栄養素が含まれています。
これはオリゴ糖の一種であり、腸内で善玉菌を増殖させる働きがあります。
よく、ヨーグルトなどで耳にすることがありますよね。
それと同じ働きを、黒糖がしてくれるということです。
腸内環境が整うと、便秘改善、さらには肌トラブルの解消などメリットがたくさんありますよ。
【メリット③】ミネラルたっぷり!むくみ知らずの体に
黒糖は、カルシウムやカリウム、鉄分といったミネラルを豊富に含んでいます。
中でも豊富なカリウムは、体内の過剰なナトリウム(塩分)を排出し、むくみを予防する効果があります。
同時に、高血圧を防ぐ効果も期待できますよ。
ちなみに黒糖に含まれるカリウムは、なんと上白糖の550倍!
なんとも驚きの違いですね。
【メリット④】黒糖で疲労回復!持久力もアップ
「甘いものは疲れがとれる」という言葉をご存知の方は多いですよね。
上白糖も黒糖もその主成分はブドウ糖であり、確かにどちらも疲労回復に効果があります。
ただし、黒糖には”オフタコサノール”という栄養素が多く含まれており、上白糖よりも体内への吸収が良く、疲労回復や運動能力の向上などの効果がより期待できると言われています。
集中力をアップさせたいときや、疲れてイライラするときなどは、黒糖をひとかけら食べることで脳の働きが活性化しますよ。
黒糖のデメリットは?
色々とメリットがあることはわかりましたが、黒糖にデメリットはないのでしょうか。
実は黒糖は、1歳に満たない子どもには与えてはいけない食品です。
理由は、はちみつなどで知られる”ボツリヌス菌”の恐れがあるから。
黒糖にボツリヌス菌が入っているわけではないのですが、原料であるサトウキビから黒糖に加工する行程で、この菌が入ってしまう可能性があるためです。
重症の場合は死に至ることもある乳児ボツリヌス症。
注意してくださいね。
その他にも、黒糖の特徴でもある味と色がデメリットになることもあるようです。
黒糖は砂糖そのものに風味があるため、メニューによっては向いていないものも。
特に、素材の色をそのままに残したい調理法などには不向きです。
どれくらい食べていい?黒糖の摂取量目安とは?
健康的なメリットがたくさんある黒糖ですが、どれくらいの量を食べてよいのでしょうか?
黒糖と言えども砂糖であり、高カロリーな食べ物の一つ。
多く食べるほど体に良い、というものでは決してありません。
目安としては、これまでコーヒーや紅茶に入れていた砂糖や、料理で使用していた砂糖を、黒糖に替えてみるという程度で大丈夫。
また、おやつの代わりに黒糖のかけらを食べるというのも良いですよ。
黒糖ひとかけらは、10gあたり約39kcalです。
一日の摂取量の上限としては、40g程度を目安としておきましょう。
黒糖を使った簡単レシピ3選!
今日からぜひ黒糖を食卓に取り入れたい!という方のために、おすすめの簡単レシピをご紹介。
動画にて詳しく説明されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
◆懐かしい味がする!黒糖かりんとう
◆ほんのり優しい甘み!黒糖むしぱん
◆沖縄名物料理!黒糖風味ラフテー
黒糖のメリット&デメリットまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、黒糖のメリット&デメリットなどをまとめてみました。
ポイントは5つ。
- 糖尿病・生活習慣病を予防する効果
- 腸内環境を整える効果
- むくみ防止効果
- 疲労回復と運動能力の向上効果
- 黒糖は1歳未満の子供には与えてはいけない
健康的なメリットの多い黒糖ですが、砂糖である限りはカロリーの高いものであることをお忘れなく。
上手に付き合いながら、健康な体を手に入れましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。