年に一度の大事なご挨拶、年賀状はとても素敵な日本の風習ですね。
そんな年賀状、近頃はプリントアウトされたものに一言手書きで添え書きをする、という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな年賀状への一筆添え書きの文例を、相手方別にまとめてみました!
相手方に対して失礼にならず、また、心の伝わる一筆を添えられること間違いなしです。
添え書きの注意点、ポイント
まずはどのような場合にも共通の注意点からご紹介します。
例えば、あらかじめある程度の文章が印刷されているデザインを選んだ場合、そこに印刷されているのと同じ文章が添えられていても、相手方には「う~ん…」というイマイチな印象を与えてしまいます。
印刷されている文面とは異なる、その人だからこそ書ける一筆というのは洒落ていて心遣いのある印象を与えますね。
主に書かれる一筆の内容としては、ざっくり以下のようにまとめられます。
・近況報告…就職、転職、結婚、出産、子の成長など。
・共通の話題…趣味、仕事、最近会った時のことなど。
・今年の目標…仕事や私生活での抱負や目標など。
このような内容を、相手別に吟味してお伝えしましょう。
次からは文例にまいります!
文例集①~友人編~
まずは気さくに気持ちを伝えられる友人編です。
仲が良いからこそ普段伝えられないような感謝の言葉を選ぶのも良いかもしれませんね。
・今年も飲みに行きましょう~
・いつもありがとう!
・今年こそはぜひゆっくり会いたいですね
・新年会で会えるのを楽しみにしています
などなど。
相手の顔を思い浮かべれば自然に良い言葉が出てくるような気がしますね。
文例集②~親戚編~
続いては少し畏まって親戚編です。
近況報告が主体になるかと思いますが、お相手との日頃の関わり具合とも兼ねて文面を決めていきましょう。
・ご無沙汰しております、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか
・どのような新年をお迎えでしょうか
・おかげさまで、家族みな元気に新年を迎えられました
・お体を大切にしてくださいね
・どうぞご自愛ください
・今年はお会いできるのを楽しみにしております
などなど。
こちらも相手方との親しみの程度によっても若干表現は変わってくるかと思いますが、おおまかには近況報告と相手を気遣う言葉が良いでしょう。
(あっという間にお正月ですね~)
文例集③~上司編~
さらに畏まって参ります、上司編です。
・昨年はご指導を賜り厚く御礼申し上げます
・昨年はあたたかくご指導くださり誠にありがとうございました
・○○の件では大変お世話になりました
・今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します
・本年もご教授のほどよろしくお願い申し上げます
などなど。
こちらはやはり仕事上でお世話になったことへの感謝の気持ちと、これからもお世話になることへのお願いとをお伝えしましょう。
特にあるプロジェクトでお世話になった方や、特定の件でお世話になった先輩にはその件への感謝をお伝えできると良いですね。
文例集④~取引先編~
続いては大事ですね、取引先編です。
・本年も変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
・今年も皆様のお役に立てるよう、社員一同さらなる努力をもってご厚情にお応えしてまいります
・貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます
・ご来店をお待ちしております
・御社のご反映と皆様のご健勝をお祈り申し上げます
などなど。
やはり取引先へは少し気を引き締めて、手書きの一筆に入魂しましょう。
文例集⑤〜しばらく合ってない知人編〜
しばらく合ってない知人もなんて書いてよいのか困りますよね。
おすすめの例文はこちら↓↓
・○○年前の○○以来ですが、その後いかがお過ごしでしょうか?
・私は今○○を目指して頑張っております
久々に年賀状を送る知人に関してはこのような文章が無難でしょう。
文例集~番外編~
さて、最後に番外編として、どなたにでも使える文例をいくつかご紹介しますね。
文面に迷ったときは参考にしてみてください!
・お変わりありませんか?
・楽しいお正月をお迎えでしょうか?
・昨年は大変お世話になりました
・本年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いします
・皆様のご多幸とご健康をお祈り申し上げます
・心豊かな一年になりますよう、お祈り申し上げます
・本年も良い年でありますように
・幸多き一年となりますように
・素敵な一年になりますように
などなど。
どれも心遣いある素敵な文章ですので、どなたにでも一筆、添えてみてはいかがでしょうか。
年賀状はやっぱり筆ペンで書きたいあなたへ
やっぱり年賀状はボールペンよりも筆ペンの方が雰囲気が出ますよね。
ということでオススメの筆ペンも紹介しておきたいと思います。
1.ぺんてるの筆ペン(中字)
↑やっぱりぺんてるの筆ペンは鉄板です。
中字だと筆の感触をリアルに残しつつも書きやすさも残るのでオススメです。
2.ゼブラ 筆ペン
↑サインペンに近い書き味なので初心者でも安心。
コスパ的にも最高なので、迷ったらこれにするとよいでしょう。
3.呉竹 完美王
↑筆の感触にかなり近いのに書きやすい一筆。
初心者から上級者まで幅広く使えるので、長く使っていくことができます。
【おまけ】今さら聞けない!クセ字・悪筆を改善する3つのポイント
年賀状文例集、まとめ
今回はいろいろな相手方に対する文例集をご紹介しました。
相手と自分との関係性で若干の違いはありましたが、基本的には昨年一年の感謝と、今年一年のお世話になりますというご挨拶の気持ちをお伝えするものでしたね。
手書きで心をお伝えすることのできる年賀状は、とても素敵で特別な便りです。
年末に向け忙しい時期ではありますが、少し気を休めて、ゆっくりと机に向かってみてはいかがでしょうか。
PS. お年玉の準備はお済みですか?
お年玉は新札の準備なども必要なので、年賀状と合わせて用意しておきましょう。
相場などをこちらの記事にまとめているのでご参考まで。