妊婦さんにとっては、自分はもちろん生まれてくる赤ちゃんの健康も守らなければなりません。
そのために、いろいろ調べたり工夫して食品を選ぶお母さんも多いのではないでしょうか。
私も2人の子どもを出産していますが、特に初めての子のときは何もかも初めてなので口に入れるものには特に気を遣いましたね。
中でも便秘がちだった私は、スムーズなお通じにしたいためにヨーグルトも取り入れていました。
最近流れる情報の中に、妊婦さんのヨーグルト摂取には気を付けるべきというものがあります。
安心してお産に臨むためにも、妊婦さんとヨーグルトの関係をお伝えしたいと思います!
妊娠中に毎日ヨーグルト食べてもOK?量はどのぐらいがベスト?
ヨーグルトは適量であれば毎日食べるのがオススメです。
ヨーグルトは乳製品の代表格でカルシウムやたんぱく質が豊富に含まれる食品です。
特にカルシウムは、骨や歯を強くするのに不可欠な栄養素なので赤ちゃんにも妊婦さんにも毎日取ってもらうべき栄養素といえます。
しかしプレーンタイプでなければ、カロリーも高い加糖ヨーグルトもあるので、摂取の際は気を付けなければなりません。
加糖ヨーグルトは糖分が入っている分食べやすいのですが、多く摂りすぎると体重増加や高血圧などの病気を引き起こす可能性もあります。
摂取カロリーは主治医に相談してみるのが最もいいと思います。
プレーンタイプでないものには、妊婦さんに必要な葉酸や鉄分などを含むものも販売されています。
プレーンタイプと1日おきにするなど工夫すればカロリーも抑えることができ、栄養もたくさん摂れて一石二鳥ですね。
1日の適量がどのくらい?
食べる量は1日100グラムから150グラム程度で、体に必要な栄養分が摂取できます。
ヨーグルトは毎日適量を食べてこそ、栄養が体内に定着し効果を発揮しますので、続けて摂るようにしましょう。
体質によっては危険?気をつけたいアレルギーやアトピーの注意点!
妊娠中にヨーグルトなどの乳製品を多量に摂取すると、生まれてくる赤ちゃんがアレルギー体質をもっているというデータがあるようです。
しかしこのデータは、裏付けがまだ取れていないので真偽は不明という状況です。
アレルギー体質というのは、血縁者が持っていれば遺伝の確率があるといわれていますが、その場合にはヨーグルトを含む乳製品は避けるという選択もありますが、あまり神経質になる必要もないと思います。
アトピー性皮膚炎にしても同じことがいえますのでご心配であれば、産婦人科の主治医に相談してみるとよいでしょう。プロですからきちんとした回答が得られるはずですよ。
あまり過敏になるあまり、ストレスで体調を崩してしまっては赤ちゃんにも少なからず影響が出てくるということにもなりかねません。
お母さんの体と一体の赤ちゃんのことを第一に考え、健康的な食事・生活に心がけましょう。
ヨーグルトを含む乳製品に限ったことではありませんが、どんな食材でも大量摂取は体には良くありませんので、栄養士や助産師にアドバイスを求めるのも1つの方法です。
便秘解消の助けにも!妊娠中におすすめのヨーグルト3選!
妊婦さんにとって大敵な「便秘」。
赤ちゃんの成長とともに腸が圧迫されるので、お腹が大きくなるほど便秘になりがちです。
少しでも腸にいい菌を届けて便の通りをよくするために、おすすめのヨーグルトをご紹介しましょう!
①カスピ海ヨーグルト(フジッコ)
独特の粘り感が特徴のヨーグルトで、一時期ブームになったことで知られています。
手作りも可能ですが、妊娠中はなるべく手間をかけずにいたいですね。
それならこのヨーグルトがおすすめです。
酸味も少なく、乳酸菌がたっぷり含まれていますので、適量を継続して摂取するのがコツです。
②R-1ヨーグルト(明治乳業)
乳酸菌1073R-1を含んだ、さまざまな健康効果が期待できるヨーグルトで、ドリンクタイプも出ています。
低糖・低カロリーなのが最大の魅力で、インフルエンザ予防にもなるという症例もあります。
こちらのドリンクタイプは継続して摂取するには最適ですね。
③ナチュレ恵(雪印メグミルク)
ガゼリ菌とビフィズス菌の2種類の乳酸菌が摂取できるので、腸内環境を正しく整えてくれると評判のヨーグルトです。
このヨーグルトの最大の魅力は、消費者庁許可の「特定保健用食品」として認められた安全性の高い食品であるという点ですね。
自宅まで配達してくれるシステムも導入されているので、わざわざ買いに行かなくても毎日摂取できるのでおすすめです。
ヨーグルトは摂り方ひとつで安心・安全な食品
母親であれば健康な子どもを望むのは当然のことです。
万が一、アレルギー体質になって生まれてくればきっと母である自分を責めるでしょう。
しかしそれは違います。
血縁者にアレルギー体質がいれば遺伝もあり得ますが、まったく血縁者にそのような体質がいなくても運悪くアレルギーやアトピー体質になってしまう赤ちゃんもいるのです。
ヨーグルトの中には「特定保健用食品」に指定された商品もいくつかあります。
アレルギーやアトピーを心配するあまりヨーグルトを避けるのは、気軽に摂取できるはずのカルシウムやたんぱく質などの妊娠中に取るべき栄養も避けるということです。
まず、赤ちゃんとお母さんの体をつくるためにしっかり栄養バランスの取れた食事に気を付けて、上手にヨーグルトも取り入れてみましょう。