これ、経験したことがあるっていう人がまぁまぁいるみたいなんです。
便の色が普段と違って、ましてや赤色だったらとても焦りますよね。
これは消化機能に問題があったときに起こり得ることらしいのですが、一体どういうことなのでしょうか。
ということで今回は、
・トマトジュースを飲み過ぎると便が赤くなることってあるの?
・トマトジュースを飲み過ぎると、どのように悪い影響があるの?
・トマトジュースの一日の適量ってどれくらいなの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
トマトジュースの飲み過ぎで便が赤くなることってある?
トマトジュースと言えば健康に良い飲み物の代名詞とも言えると思うのですが、だからと言ってあまりにたくさんの量を飲むと便に異常を来してしまうことがあるというのです。
その異常というのは、便の色が赤くなるというもの!
便が赤いとなると「血便では!?」と一瞬焦ってしまいますが、そうではありません。
トマトジュースの飲み過ぎが原因で便が赤くなっている場合、トマトの色素などがうまく消化しきれていなかったためにそのような異常が起こったということが考えられます。
この異常が起こるのはトマトジュースを飲んだときに限ったことではなく、リコピンやポリフェノールを多量に含んでいる食べ物や飲み物をたくさん飲食したときなんかには起こり得る出来事なんですよ。
ですから、トマトやワインをたくさん口にしたあとの排便時には便の色が赤くても驚かないようにしてくださいね。
便の色が変わることに関してカゴメの公式サイトでも以下のように解説されています。
体内に吸収されなかった野菜の色素(ポリフェノール、リコピン等)により、便の色が黒くあるいは赤くなることがありますが、健康上の問題はありません。一旦、飲用をお止めいただき、様子をみてください。
万一、飲用を止めても便の色が戻らない場合は、他の原因が考えられますので、お医者様にご相談いただくことをお勧めいたします。
ただし、赤い色の便が続く場合は色素が消化しきれていないことの他に原因がある可能性が考えられます。
その場合は速やかに医療機関を受診するようにしてくださいね。
トマトジュースの飲み過ぎはどう体に悪い?
トマトジュースは適量であればとても体に良い飲み物なのですが、だからと言ってたくさん飲み続けると逆効果となってしまうこともあります。
トマトジュースにはリコピンという成分が豊富に含まれているのですが、これを過剰に摂取してしまうとお腹が緩くなったり冷えてしまうことがあります。
またトマトジュースには味を引き立たせるために塩が添加されている種類のものもあります。
そのためトマトジュースを飲み過ぎると塩分過多になってしまう危険性があるのです。
私たちが摂取しても問題無いとされている塩分量は8g以下とされているのですが、有塩タイプのトマトジュースにはコップ一杯(200ml)でおよそ1.5gの塩分が含まれています。
つまり、一日にコップ6杯以上のトマトジュースを飲むと一日に摂取しても問題無いとされている塩分量を越してしまうことになります。
ですが実際は三食の食事のなかでも塩分は摂取されているので、6杯も飲まなくても塩分過多になることが考えられます。
トマトジュース1日の適量はコップ1~2杯
では、1日に飲んでも問題無いトマトジュースの適量ってどれくらいなのでしょうか。
トマトジュースには美肌効果や老化防止、ガン予防といった効果があるのですが、それらを得るために飲んだ方がいいとされている量はコップ1~2杯ということが言われています。
逆に、先述した通り飲みすぎは体に悪い影響があるということなので、多くてもコップ2杯までということを念頭に置いておいてくださいね。
【まとめ】トマトジュースは飲み過ぎると便が赤くなるだけでなく様々な悪影響も!
トマトジュースが健康に良い飲み物と聞くとたくさん飲みたいと思うのが人間の性だと思うのですが、それでは体に悪い影響があるということなんですね。
・トマトジュースを飲み過ぎると色素を消化しきれずに便が赤くなることもある
・トマトジュースを飲み過ぎるとお腹が緩くなったり塩分過多になる危険性がある
・トマトジュースの1日の適量はコップ1~2杯
ですが適量を守れば体に良い効果ばかりなので、トマトジュースを飲むことを毎日の習慣にしてもいいかもしれませんね!