「五所川原立佞武多」
これ、読めますか?
「ごしょがわらたちねぷた」と読みます。
青森県のお祭りねぷた祭りの一つで、青森ねぶた、弘前ねぷたに比べると、
全国的な知名度は劣るのですが、高さ約20メートルの人形ねぷたが、五所川原の街を練り歩く姿は、迫力満点です。
今回は、五所川原立佞武多についてご紹介していきたいと思います。
五所川原立佞武多とは?
【立佞武多の歴史】
ねぷたは、400年以上もの間、津軽地方を中心に受け継がれてきた火祭りで、五所川原市のねぷたは「立佞武多」と呼ばれています。
五所川原の記録に出てくるのは、明治40年ごろで、大地主の力の象徴として、20メートルもの高さを誇るねぷたが作られていました。
その姿は10キロ以上も離れている、旧金木町からも見えたと言われています。
のちの電気の普及により、街に電線が張り巡らされねぷたは小型の一途をたどります。
戦後の大火で設計図などもなくなり、ねぷたは姿を消しました。
しかし、1993年に当時の設計図と写真が発見されたことで、翌1994年に市民劇団によって高さ7メートルのねぷたが復元されました。
その後市民有志により、現在の五所川原立佞武多が復活していったのです。
囃子方の掛け声は、青森の「ラッセラー」 弘前の「ヤーヤドー」に対し、「ヤッテマレ」です。
「ヤッテマレ」とは津軽弁で、標準語にすると「やってしまえ!」という意味に近くなります。
五所川原立佞武多2018 日程と運行ルート
【開催日】
8月4日(土)~8日(水)
立佞武多の開催は毎年曜日に関係なく同じ日程で行われます。
【運行時間】
19:00~21:00
【運行ルート】
JR五能線 五所川原駅前→立佞武多の館→五所川原市役所→つがる総合病院
→ローソン五所川原市役所前店→増田病院→ホテルサンルート五所川原→五所川原駅前
おすすめ観覧場所と有料席情報
【有料席】
スタート・ゴール地点
- 全席指定 500席/1日
- 販売価格: 3000円
購入方法
①旅行会社
クラブツーリズムや阪急交通社など旅行代理店での手配が可能です。
宿泊や交通手段など、セットになっていることが多いので、旅行の手配も同時に済むので楽ですね!
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②個人販売
窓口・FAX・メールでの受付となります。
- 受付開始: 4月9日10:00~
- 申込方法: 窓口 → トカトントンスクエア太宰治「思ひ出」の蔵
- 住所:青森県五所川原市大町501-2→地図
- FAX → 0173-33-6338
- メール → ap-91125@machinaka-go.co.jp
③イープラス
8月4日 5日 のみ、イープラスでも予約可能です。
- 受付期間 4月11日~
- イープラスはこちら
【有料桟敷席】
五所川原商工会議所が販売する桟敷席です。
受付開始: 10席以上 3月2日(金) 9:00~
9席以下 4月23日(月) 9:00~
申込方法: 五所川原商工会議所HPからダウンロードした専用申込書にて、FAXまたは窓口
販売価格: 2500円
詳細は五所川原商工会議所HP
【おすすめ観覧場所】
立佞武多は、高さが20メートルもあるので、一番前で見るだけがすべてではありません。
少し離れて全体を見るのもとても迫力があります。
おすすめの場所としては、増田病院前から布屋町の交差点辺りまでが、見通しが良く、ねぷたを存分に楽しむことができます。
見所は?
見所は何といっても、高さ20メートル越え、総重量約20トンの立佞武多が、「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声と、囃子・太鼓とともに練り歩く姿です。
ビル7階建てに相当するねぷたを見上げると、その迫力に圧倒されてしまいます。
さらに、旧金木町出身の吉幾三さんが、祭りを盛り上げてくれます。
その名も「立佞武多」。
地元愛を感じますね。
アクセス・駐車場・交通規制情報
【電車】
新青森駅からJR奥羽本線 川部駅 五能線に乗り換え 五所川原 約70分
新青森駅から弘南バスで65分
【車】
東北自動車道浪岡インターチェンジから津軽自動車道で20分
【駐車場】
祭り期間中は、会場付近は渋滞と交通規制がかかります。
少し離れますが、ショッピングセンターエルムにて、無料駐車ができます。
エルムからはシャトルバスが運行されます。
エルム http://www.elm-no-machi.jp/
【交通規制】
運行ルート周辺は、18:00ごろから21:00まで規制がかかります。
昨年の交通規制案内図です。
http://go-kankou.jp/tachineputa/2018guide2.pdf
五所川原立佞武多まとめ
五所川原立佞武多は、青森のお祭りの中でも決して規模の大きなものではありません。
また、交通も便利とは言い難く、気軽に訪れることは難しいかと思います。
それでも、写真ではなく実際に見てみると、その迫力と五所川原の人の熱量に、わざわざ見に来てよかった!と思うこと間違いなしです。
同じ8月上旬は、青森ねぶた、弘前ねぷたも開催されています。
3つはしごして、思う存分青森の火祭りを体感してみませんか。