宮城県にある鳴子峡(なるこきょう)。
深い渓谷沿いに美しい紅葉が広がる世界をご存知ですか?
宮城県内では、人気の紅葉スポットということもあり、シーズン中は大変混雑します。
そこで、今回は鳴子峡の紅葉見頃情報や渋滞回避方法のコツなどをご紹介していきたいと思います。
鳴子峡紅葉基本情報
見頃 | 10月中旬~11月上旬 |
種類 | ブナ・ナラ・カエデ |
地図 | |
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉星沼13-5(鳴子峡レストハウス) |
注意点 | 国道47号線が渋滞あり |
鳴子峡の紅葉の見頃はいつ?
10月中旬~11月上旬
鳴子峡は深いⅤ字渓谷で、その高さは約100mもあり、断崖絶壁が2.5キロほど続きます。
渓谷の底へ落ちていく斜面いっぱいに奇石や紅葉が広がり、
晴れた日は、山肌にうつる雲や木々の影が紅葉の色付きをよりクリアに引き立ててくれます。
また、鳴子峡には常緑樹もたくさんあり、美しいコントラストを楽しむことができます。
渋滞回避方法はある?
鳴子峡は、最寄り駅から徒歩で向かうには遠い為、マイカーやバスなどで向かう必要があります。
そのため渋滞は起こりやすく、さらに道路は国道47号線のみになるので混雑は必至です。
迂回路という手段が取れないので、混雑回避方法としては早朝に鳴子峡についてしまうことです。
鳴子峡中山平側駐車場が第1~第3まであり、全部で250台ほど駐車することができます。
しかし、8時過ぎには満車になってしまうようなので、7時台には鳴子峡中山平側駐車場に到着しておくと安心です。
鳴子峡中山平側駐車場
紅葉シーズンは駐車料金がかかります。
2018年の料金についてはまだ発表されていないので、昨年の料金を参考にしてください。
- 大型:1000円
- 中型:700円
- 普通:500円
- バイク: 200円
- 利用時間:終日
健脚自慢はハイキングで混雑回避!
渋滞を避けて紅葉狩りを満喫するコースとして、最寄り駅からのハイキングもおすすめです。
JR陸羽東線 (奥の細道湯けむりライン)の中山平温泉駅から鳴子峡レストハウスを目指します。
距離は約2キロ、約30分のハイキングです。
途中、中山平温泉観光協会のメンバーが作った「中山平遊歩道」を通ります。
トンネルのすぐ上に位置する見晴らし台からの眺めが素晴らしいと人気です。
鳴子峡でも散策することを考えると、歩くのが好きな方向けのルートになります。
レンタサイクルで紅葉も名所も!
中山平温泉駅前でレンタサイクルを借りることができます。
台数は4台とかなり少ないですが、借りることができたらラッキー!
電動アシスト付きで、渋滞知らず楽々散策を楽しむことができます。
- 料金:500円(3時間)/800円(8時間)
- 問い合わせ:倉加屋 0229-87-2201
おすすめ散策コース
鳴子峡遊歩道
以前は大谷川沿いに散策することができましたが、現在は2つの折り返しコースに限定されています。
1 「中山平側入り口から回顧橋まで」 片道約350m
開放時間: 9時~16時
見晴らし台を通り、大深沢橋を望む人気の遊歩道です。
2 「鳴子側入り口から開放区間」 約230m
開放時間: 9時~16時
日本こけし館が近くにあり、大谷川沿いの遊歩道としては、こちらのコースの方が空いています。
大深沢遊歩道
鳴子峡レストハウスを起点とした1周2.2キロの遊歩道です。
進んでいくと奥の細道にぶつかります。
松尾芭蕉も通ったこの道に少しそれて散策もいいですね。
こちらの遊歩道は、鳴子峡遊歩道に比べ人が少ないためゆっくりと散策を楽しめます。
大深沢遊歩道は終日解放されているので、朝早めについたときにも通ることができます。
中山平温泉と鳴子温泉
鳴子峡は、中山平温泉と鳴子温泉の間に位置します。
ここまで来たのですから温泉に寄って帰りましょう!
中山平温泉
日本には11種類の泉質があり、中山平温泉ではそのうち5種類もの豊富な源泉が楽しめます。
アルカリ度の高いぬるぬるとした感触のお湯のため、ウナギの湯という名称があり多く人に古来より親しまれている温泉です。
中山平温泉では湯めぐりチケットがあります。
宿泊がなくても旅館のお風呂を楽しめたり、入浴料もお得になる素敵なチケットです。
有効期限も6カ月あるので、紅葉の次新緑の時期にまわるという季節の楽しみ方もできてしまいます。
紅葉を楽しんだ後に、秋の風に吹かれながら温泉巡りはとても気持ちがよさそうですね!
〈湯めぐりチケット〉
画像参照:https://www.nakayamadaira.com/stamp/
- 1枚: 1300円
- 手形付き: 1650円
〈泉質マップ〉
泉質が5種類もあるので、泉質効能で選んで入ってみるのもいいですね。
中山平温泉観光協会HP:https://www.nakayamadaira.com/
鳴子温泉
鳴子温泉は、中山平温泉を凌ぐ6種類の泉質が楽しめます!
近い距離にあり同じ鳴子温泉郷でありながら違う泉質が楽しめるのが魅力です。
鳴子温泉の旅館はそれぞれに独自源泉を持っているので湯量も豊富で、たっぷりと温泉を満喫できます。
鳴子温泉には2つの公衆浴場があります。
〈滝の湯〉
鳴子温泉神社の御神湯として千年の歴史をもつ古湯で、地元の方にも観光客にも人気です。
白濁湯と板張りの床板が歴史を感じさせます。
入浴料 | 大人150円/子供100円 |
入浴時間 | 7:30~22:00 |
地図 | |
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元47-1 |
駐車場 | なし |
駐車場はありませんので、鳴子総合支所駐車場や鳴子温泉駅前駐車場をご利用ください。
〈早稲田桟敷湯〉
戦後、早稲田大学の学生が掘り当てた温泉です。
ここの泉質は、病気治療に用いられる療養泉に分類されるもので、動脈硬化・きりきず・慢性皮膚病などに効果があると言われています。
湯の花も楽しむことができますよ!
入浴料 | 大人530円/子供320円 |
入浴時間 | 9:00~22:00 |
地図 | |
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷124-1 |
問い合わせ | 0229-83-4751 |
公式HP | http://www.naruko-onsen.jp/ |
駐車場はありませんので、鳴子温泉ゆめぐり駐車場をご利用ください。
プチ情報♪
鳴子温泉・中山平温泉は鳴子温泉郷の一部です。
他に、東鳴子温泉・川渡温泉・鬼首温泉があり、この5つの温泉で日本の泉質のうち9種類が集まっています。
時間に余裕のある方は、ぜひ鳴子温泉郷をめぐってみてはいかがですか。
鳴子峡紅葉まとめ
見頃:10月中旬~11月上旬
渓谷と紅葉の散策が人気の鳴子峡。
国道が1本しかないため、渋滞が起こります。
車で向かう場合は、時間に余裕をもって出かけましょう。
鳴子峡の周りには、温泉地や奥の細道・松尾芭蕉由来の場所、源義経が超えた峠など、歴史散策もできるので、宿泊して観光することをおすすめします。